親子訓練室ってなに? 〜家庭復帰をめざす大切な場所〜
児童養護施設というと「親と離れて暮らす子どもたちが生活する場所」というイメージが強いかもしれません。けれども、その中には「親子訓練室」という大切な部屋があることをご存じでしょうか。
親子訓練室の役割
親子訓練室は、子どもと親が安心して過ごせるためのスペースです。
施設で暮らしている子どもたちの中には、いずれ家庭に戻ることを目指している子もいます。そのために、いきなり家庭で暮らすのではなく、まずはこの部屋で親子の時間を持ち、関係を回復していくことが大切になります。
どんな場所なの?
施設内には「親子訓練室」と呼ばれる専用の一室が設けられています。
そこには キッチン・お風呂・トイレ・寝室 といった、家庭生活に必要な設備がそろっていて、親子で安心して生活を体験できるようになっています。
ただの面会室ではなく、実際に料理をして一緒に食事をしたり、お風呂に入れてあげたり、布団を敷いて寝かしつけをしたりと、日常生活をそのまま再現できる空間です。
広さも一般的な家庭のワンルーム程度あり、短期間であれば親子が十分に暮らせるスペースが確保されています。
こうした環境があることで、親子は「家庭に戻ったらどのように過ごすのか」を安全に練習することができますし、職員もそばで必要に応じてサポートできるのです。
家庭に戻る子どもたちの数
厚生労働省の統計によると、児童養護施設を退所した子どもは年間で約7,000人います。
そのうち、およそ6割(約4,300人)が家庭に戻っているのです。
ただし、すべての子どもが家庭復帰できるわけではありません。親の生活基盤や環境が整わない場合、子どもの安心につながらないケースでは家庭復帰が難しいこともあります。
それでも、親子訓練室は「再スタートの場所」として、子どもと親の絆を確かめ合う大切な機会を提供しています。
これまでのご支援に心から感謝申し上げます。
引き続き、子どもたちの安心できる未来を一緒につくっていただけたら幸いです。
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オレンジの羽根募金
児童養護施設の子どもが安心できる社会づくりへ
「オレンジの羽根運動」は、児童養護施設の現場職員が発足した社会活動です。
入所中の子どもたち、卒園する子どもたちにとってより良い社会で生活するために児童養護施設を正しく知っていただき、
共に支える大人の輪をつくることが目的です。
そんな想いで、私たちはこの活動を行なっています。
多くのみなさまへ活動を周知されるご協力をよろしくおねがいします。
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【FM世田谷/放送中】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレント“はなわ”と女優の“岩崎ひろみ” がお届けする『ON AIR もっち~ラジオ』♪” 子どもたちの“ワクワク♪”を、もっと大きく膨らまそう ”をテーマに、“はなわ”と“岩崎ひろみ”が、子育て経験も交えて面白おかしく元気にお届けします!
〈放送日時)毎週日曜日/11:00~11:15
〈パーソナリティ〉はなわ 岩崎ひろみ
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【公開中】Youtubeチャンネル
日本児童養護施設財団のYoutubeチャンネルにて、『もっち〜とあっき〜が行く施設長インタビュー』『応援メッセージ』『ON AIR もっち〜ラジオのアーカイブ』『寄付サイト』のPVが公開中です。チャンネル登録して頂けますと幸いです。
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【無料掲載】卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは就職を希望する子どもたちの選択肢が広がるように願いを込めて運営している児童養護施設専門の求人サイトです。施設で暮らす若さ溢れる子どもたちを積極的に採用したい企業のみが求人掲載をしているので、これから施設を退所する高校生や一度施設を退所した卒園児が再就職を目指す場合に活用してください。求人情報にある企業の窓口にご連絡をしていただけますと、求人担当から案内を受けることができます。この事業は営利活動ではないため、掲載課金、採用課金、応募課金、オプション課金は一切しておりません。掲載したい企業も随時募集しております。
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【開館中】日本子ども未来展 オンライン美術館
日本子ども未来展は、児童養護施設の子どもたちの豊かな成長を願うと共に、子どもたちが描く絵画を通して日々の生活だけでなく、子どもたちがそれぞれ持つ「夢」や「希望」を自由に表現する事で自分たちの将来について考える「きっかけ」を持ってもらうことを目的に実施しております。是非ご入館してみてください。子どもたちの素敵な感性や表現力の高さを垣間見れるので手を差し伸べたくなると思います。
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【寄付】あしながサンタ
2019年8月に全国の児童養護施設(607施設)へ、クリスマスに関してのアンケート調査を実施しました。アンケート調査により、1施設あたりの子ども1人に対してのクリスマスプレゼント代の平均予算(約3000円)がわかりました。そこで分かったのが、どの施設も子どもたちが施設生活を送る上で、不自由がない生活を送らせるために、クリスマスの予算を、習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに、適切に振り分けられていることがわかりました。ここに私たちがサポートできることがあると考えました。
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