施設を出た後の子どもたちのエピソード①
児童養護施設への寄付について
運営事務局です。
今回のブログでは、児童養護施設を卒園した後の子どもたちの生活について、大学生2年生Aさんのエピソードを紹介します。
Aさん(掲載許可をいただいています。)
児童養護施設での生活は、中学1年生から高校3年生までの約6年間でした。(両親からの身体的虐待による)
支援金制度を利用して大学進学を決め、現在はアパートで一人暮らしをしています。
新生活を迎えるにあたりAさんが感じた大変だったこと
Aさんは、幼稚園教諭になるために大学進学を決めました。施設にいる間にアルバイトを頑張り、高校3年間で約100万円の貯金をすることが出来ました。その100万円も、大学進学に向けて、アパートの契約金や生活に必要な物の購入でほとんど使ってしまい、ほとんど残らなかったそうです。高校生活3年間でお金を貯めることが出来たAさんですが、アルバイトが出来なかったり、卒園のタイミングでお金がない子も中にはいるので、お金がないために進学を諦める選択をする子も多いです。
<Aさんが新生活に向けて購入したもの>
・スーツ(大学入学式で必要)
・ノートパソコン(オンライン授業やレポートの提出に必要)
・家具一式(譲ってもらう家具もあったが、購入するものが多い)
・食材、食器類、日用品など
友人付き合いの悩み
施設から学校に通う時は、中学校の友達は同じ施設から通う子がいたので、「施設出身」であることは友達も言わなくても知っていました。しかし、高校では、仲良くなった子に「実はね・・私、施設で暮らしているんだ」とカミングアウトするのに勇気がいったとのことです。大学でも仲良くなった子たちに伝えたところ、驚かれはしたものの、今まで通り変わらず接してくれたそうです。
Aさんは大学に通いながらアルバイトをしなければ生活費や家賃を賄うことが出来ません。そのため、毎日のように大学の授業が終わると、居酒屋などでアルバイトを掛け持ちしていたそうです。なので、授業終わりに友達と遊びに行ったりすることもほとんど出来なかったとのことです。
Aさんは「何のために大学に行っているのかわからない時があった」と悩んだ時があったそうです。
Aさんは、巣立った施設の担当職員に連絡をし、休みの日に施設を訪れて、悩んでいる思いを職員さんに話しました。
施設の職員さんは全て受け止めてくれて、もう一度頑張ってみようと決めたそうです。
Aさんのように、施設を巣立った子どもたちが困った時の相談相手として「施設の担当職員」を挙げたのは37%であることが、施設を巣立った子どもたちを対象にしたアンケート調査結果からわかっています。中には相談出来る人が周りにいなかったり、相談したくても出来ない子も多く、一人で悩みを抱え込んでしまっているのです。そのため、一人で悩んで大学を中退してしまう子も少なくありません。施設出身の子どもたちの進学率が上がっている一方で中退率も増えているのが現状です。
子どもたちの未来を支えていくには
いま、子どもたちに必要なものは「現金での支援」です。
ギリギリのお金で生活している子どもたち。お金を節約するために1日1食にしたり、食事を抜く子もいます。
また、冬場に暖房・光熱費を節約するために厚着で過ごしていたりする子もいます。そのような生活で体調を崩してしまうと、病院にいくにもお金がかかります。お金の心配から病院にいくのを我慢してしまい、結果的に病気でアルバイトに行けずに収入が減ってしまうことになってしまうのです。
子どもたちの未来を支えていくには、多くの皆様からの現金での支援が必要です。
子どもたちに支援・寄付を考えてくださっている皆さまへ、あなたの寄付・支援が子どもたちの夢や未来を支えます。
<わたしたち現場職員からのお願い>
全国児童養護施設総合寄付サイトでは
高校を卒業と共に施設を出る子どもたちに生活費の支援をしています。
子どもたちを支えるためには皆様からの支援がどうしても必要です。
一人ひとりが寄付をすることで、子どもたちの未来を支えることに繋がります。
<日本児童養護施設財団からのお願い>
公益財団法人 日本児童養護施設財団は、児童養護施設で暮らす子どもたちが安心して未来へ歩めるよう、寄付や企業・地域の皆さまとともに支援活動を行っています。子どもたちの笑顔と未来を守るため、活動へのご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。
<ご寄付を検討されている方はこちらをクリック>
【寄付】全国児童養護施設 総合寄付サイト(卒園生助成)
全国児童養護施設総合寄付サイトは、全国の児童養護施設や、卒園・退所後の子どもたちを支えるための寄付サイトです。お寄せいただいた寄付は、家賃や生活費など、子どもたちが社会で自立して暮らしていくための支援に役立てられます。
現場の声をもとに、子どもたちに本当に必要な支援を届けています。
【寄付】あしながサンタ
児童養護施設で暮らす子どもたちへクリスマスプレゼントを届ける寄付プロジェクトです。
全国から寄せられたご寄付をもとに、施設の子どもたち一人ひとりへクリスマスプレゼント代を助成し、思い出に残るクリスマスを応援しています。
オレンジの羽事業
◯オレンジの羽根募金
児童養護施設への理解を広げ、子どもたちを応援する全国啓発・募金活動です。
街頭募金や企業・学校との連携を通じて、社会的養護の現状を伝えながら、子どもたちへの継続的な支援の輪を広げています。
◯奨学金事業
児童養護施設で暮らす子どもたちの「学びたい」という想いを、寄付によって支える奨学金事業です。返済不要の奨学金を通して、進学をあきらめることなく、子どもたちが自分の夢や未来に向かって一歩を踏み出せるよう応援しています。
◯卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは、児童養護施設の子どもたちや卒園生の就職を応援する求人サイトです。
子どもたちの背景に理解のある企業の求人を掲載し、自分に合った仕事との出会いを支えています。
求人掲載は無料。掲載を希望する企業も募集しています。(事前審査あり)
◯【開催中】日本子ども未来展
日本子ども未来展は、児童養護施設で暮らす子どもたちの作品を通して、一人ひとりの思いや感性を発信する取り組みです。全国の児童養護施設から寄せられた作品には、子どもたちの夢や希望、自由な発想が込められています。
入館は無料です。心に残った作品がございましたら、「お気持ちの入館料」で応援いただけます。
皆さまからのお気持ちは、子どもたちの未来を支える力につながります。
◯【FM 世田谷】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレントの「はなわ」さんと女優の「岩崎ひろみ」さんがパーソナリティを務めたラジオ番組です。
子どもたちの「ワクワク」をもっと大きく膨らませることをテーマに、子育ての話題などを楽しくお届けしていました。
※現在、放送は終了していますが、過去の放送をアーカイブでお楽しみいただけます。
YouTube(広報事業)
日本児童養護施設財団の公式YouTubeチャンネルでは、全国の児童養護施設への訪問や施設長インタビュー、子どもたちからのメッセージ、財団の活動紹介など、さまざまな動画を公開しています。文章や写真だけでは伝えきれない、児童養護施設の現場の声や財団の取り組みをぜひご覧ください。





































































































































































