私は中学生のとき仲の良い友人がいました。
ある時から彼女の身体に痣が目立ちはじめ、理由もわからないまま学校を休みがちになり、ついに転校してしまいました。
担任に聞いても何も教えてくれず、行方はわからないままでした。
彼女は親からの虐待により児童相談所に保護され児童養護施設へ入所したという噂だけが残りました。
それから3年後、ある事件が起こりました。それは近くの公園で17才の少年が集団暴行により殺されたというものでした。
その事件に転校した友人もかかわっていたというのです。
中学のころの彼女は、いつも笑顔を絶やさない明るい性格が印象的でした。
ですがもし本当に虐待を受けていたらとしたら、その心の傷をどのように癒していたのか私にもできたことがあったのではないか…そう思うと悔やまれます。
そして、この日本社会にどれだけの子供たちが被害にあっているのでしょうか。果たして、私の友人だけが特別だったのだろうか、児童養護施設には、どのような子供がいてどのような生活をしているのか知りたいと思うようになりました。
それから私は児童養護施設に通うようになり、数年後、NPO法人格を取得、ボランティア活動を本格化し、現在は児童養護施設の児童指導員として子供たちと関わり、一番支援しなくてはいけない卒園後の問題と関わるようになりました。
私たちは卒園後に夢や目標を追いかけられ、失敗できる環境を創らなければなりません。
だからこそ本気の活動をしております。
皆さまのお力が必要です。どうかお力を貸して下さい。