児童養護施設で暮らしている子どもたちの思い
児童養護施設を生活する子どもたちについて
運営事務局です。
児童養護施設の子どもたちは、親からの虐待が主な理由で施設で生活をしています。
その他には、育児放棄、親の病死や収監などの理由があります。
先日のブログにて児童虐待について説明しております。こちらからご覧ください。
本日のブログでは、私が施設職員をしていたときに子どもたちとのエピソードを紹介します。
(紹介するエピソードの内容は子どもを特定できないように名前表記や年齢を変えています。)
児童養護施設で生活する子どもたちのこと
私は約6年間、児童養護施設の職員として勤務していました。児童養護施設の子どもたちは、ユニット(生活グループ)で生活をしており、1つのユニットで6~8人の子どもたちが生活をしています。
※これは、全国610施設ある施設全て同じ形ではなく、施設によって異なる場合がございます。
今回のブログは、高校入学を決めたAくんのエピソードを紹介します。
Aくんは、小学校・中学校を地域の学校に通っていたため、施設に暮らしている子どもたちも同じ学校に通っていました。そのため、学校の同級生たちも、Aくんが児童養護施設で生活していることを知っていました。授業参観や運動会の親子競技など、親が出席する学校行事にはAくんの親が参加することができず、Aくんはそのことで「自分は友達と違う」と感じていました。

高校進学時、Aくんは希望する部活動がある学校に進学を決め、施設から電車で通学することになりました。志望校への合格が決まった春休み、Aくんは施設の職員に「ちょっと聞いてほしいことがある」と話しかけてきました。職員は「わかった。夜に時間を取るから、みんながいない時に話そう」と答えました。
その夜、Aくんは職員に「高校に進学できて嬉しいんだけど、学校の友達に施設で暮らしていることを知られたくないんだ。話した方がいいのか悩んでる」と相談しました。
職員はAくんの話を聞いたあと、「どうしてそう思ったの?」と尋ねました。Aくんは、「親がいなくて施設出身だって知られると、同情されそうで嫌なんだ。かわいそうだって思われたくないんだ」と率直に話してくれました。職員は、「無理に話す必要はないと思うよ。でも、この友達なら話してもいいかなと思う時が来たら、その時に話せばいいんじゃないかな」と伝えました。それに対してAくんは、「わかった。仲良くなって、話しても大丈夫だと思った時にそうしてみるよ」と答えました。
Aくんのように、施設で暮らしていることを友達に知られたくないと感じる子は他にもいました。その理由は、Aくんと同じく「かわいそうだと思われたくない」という気持ちがあったからです。
ある子は、卒業のタイミングで仲の良かった友達に「実は施設で暮らしているんだ」と打ち明けてみたところ、友達から「もっと早く教えてくれても良かったのに。施設で暮らしていても、そうじゃなくても、友達であることには変わりないよ」と返事をもらい、安心したとのことです。
子どもたちのこれから未来を支えていくには
子どもたちの夢と未来を支えていくには、多くの皆様からの現金での支援が必要です。
子どもたちに支援・寄付を考えてくださっている皆さまへ、あなたの寄付・支援が子どもたちの夢や未来を支えます。
<わたしたち現場職員からのお願い>
全国児童養護施設総合寄付サイトでは
高校を卒業と共に施設を出る子どもたちに生活費の支援をしています。
子どもたちを支えるためには皆様からの支援がどうしても必要です。
一人ひとりが寄付をすることで、子どもたちの未来を支えることに繋がります。
<日本児童養護施設財団からのお願い>
公益財団法人 日本児童養護施設財団は、児童養護施設で暮らす子どもたちが安心して未来へ歩めるよう、寄付や企業・地域の皆さまとともに支援活動を行っています。子どもたちの笑顔と未来を守るため、活動へのご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。
<ご寄付を検討されている方はこちらをクリック>
【寄付】全国児童養護施設 総合寄付サイト(卒園生助成)
全国児童養護施設総合寄付サイトは、全国の児童養護施設や、卒園・退所後の子どもたちを支えるための寄付サイトです。お寄せいただいた寄付は、家賃や生活費など、子どもたちが社会で自立して暮らしていくための支援に役立てられます。
現場の声をもとに、子どもたちに本当に必要な支援を届けています。
【寄付】あしながサンタ
児童養護施設で暮らす子どもたちへクリスマスプレゼントを届ける寄付プロジェクトです。
全国から寄せられたご寄付をもとに、施設の子どもたち一人ひとりへクリスマスプレゼント代を助成し、思い出に残るクリスマスを応援しています。
オレンジの羽事業
◯オレンジの羽根募金
児童養護施設への理解を広げ、子どもたちを応援する全国啓発・募金活動です。
街頭募金や企業・学校との連携を通じて、社会的養護の現状を伝えながら、子どもたちへの継続的な支援の輪を広げています。
◯奨学金事業
児童養護施設で暮らす子どもたちの「学びたい」という想いを、寄付によって支える奨学金事業です。返済不要の奨学金を通して、進学をあきらめることなく、子どもたちが自分の夢や未来に向かって一歩を踏み出せるよう応援しています。
◯卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは、児童養護施設の子どもたちや卒園生の就職を応援する求人サイトです。
子どもたちの背景に理解のある企業の求人を掲載し、自分に合った仕事との出会いを支えています。
求人掲載は無料。掲載を希望する企業も募集しています。(事前審査あり)
◯【開催中】日本子ども未来展
日本子ども未来展は、児童養護施設で暮らす子どもたちの作品を通して、一人ひとりの思いや感性を発信する取り組みです。全国の児童養護施設から寄せられた作品には、子どもたちの夢や希望、自由な発想が込められています。
入館は無料です。心に残った作品がございましたら、「お気持ちの入館料」で応援いただけます。
皆さまからのお気持ちは、子どもたちの未来を支える力につながります。
◯【FM 世田谷】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレントの「はなわ」さんと女優の「岩崎ひろみ」さんがパーソナリティを務めたラジオ番組です。
子どもたちの「ワクワク」をもっと大きく膨らませることをテーマに、子育ての話題などを楽しくお届けしていました。
※現在、放送は終了していますが、過去の放送をアーカイブでお楽しみいただけます。
YouTube(広報事業)
日本児童養護施設財団の公式YouTubeチャンネルでは、全国の児童養護施設への訪問や施設長インタビュー、子どもたちからのメッセージ、財団の活動紹介など、さまざまな動画を公開しています。文章や写真だけでは伝えきれない、児童養護施設の現場の声や財団の取り組みをぜひご覧ください。





































































































































































