児童養護施設の職員さんから聞いたエピソード⑤
児童養護施設のことをたくさんの方に知ってほしい
運営事務局です。
本ブログでは、児童養護施設の現場で働く職員さんから聞いたエピソードを定期的に紹介をしています。
私たちは、児童養護施設のことや生活している子どもたちのことをもっと多くの方々に知ってほしいと思っております。
このブログを通して児童養護施設の現状を知ってもらえることが、子どもたちを支える大人の輪が広がることに繋がります。
今までに紹介したエピソードを、まだご覧いただけていない方は、ぜひご覧ください!
・第一弾のエピソードはこちら
・第二弾のエピソードはこちら
・第三弾のエピソードはこちら
・第四弾のエピソードはこちら
本日のブログは、前回に引き続き、児童養護施設で働く職員の方から聞いた子どもたちとのエピソードの第五弾です。
本日紹介するエピソードは、児童養護施設を卒園した後の子どもたちのエピソードを紹介します。
(紹介するエピソードの内容は子どもを特定できないように名前表記や年齢を変えています。)
児童養護施設で働く職員さんから聞いた子どもたちとのエピソード
児童養護施設で生活する子どもたちは、それぞれさまざまな事情を抱えています。主な理由としては「親からの虐待」が挙げられますが、両親の病気や事故による死別など、多くの理由があります。
施設を卒園した子どもたちは、主に進学や就職の道に進みますが、卒園後はほとんど親に頼ることができず、自分一人で生計を立てていかなければならない厳しい環境に置かれる子が少なくありません。
そんな中、ある職員さんの元に12月の末、1本の電話が入りました。その電話は、卒園生のAくんからでした。「体調を崩して高熱が出てしまい、食べる物もなくて困っている。病院にも行けていない…」という内容でした。
その電話を受け、職員さんはすぐにAくんの一人暮らしのアパートを訪ね、一緒に病院へ連れて行きました。診断の結果、Aくんはインフルエンザに罹っており、通院があと少し遅ければ症状が長引いていたかもしれないとのことでした。薬を処方してもらい、症状も落ち着き、ひと安心することができました。Aくんは高熱のため食事も作れず、ずっと一人で困っていたそうです。
今回のAくんのように、SOSを発信でき、職員がすぐに駆けつけられる場合は良いのですが、卒園後に遠方に住んでいる子どもたちもいます。親を頼れない状況では、何か困難なことがあっても自分一人で解決しなければならないケースが多いのです。
そのため、施設では卒園後も子どもたちとの関係を大切にしています。定期的に近況を確認するために連絡を取り合ったり、誕生日などの特別な日に「最近どうしてる?元気にやってる?」と声をかけたりして、子どもたちとのつながりが途切れないようにしています。こうした卒園後のケアは、子どもたちが安心して新しい生活を送るために、非常に重要な役割を果たしているのです。
子どもたちのこれから未来を支えていくには
児童養護施設で暮らしている子どもたちは、施設を卒園(退所)したあとは、親のことを頼ることは、ほとんどできません。
18歳で施設を出たあとは、進学した子も就職した子も自分1人の力で生きていかなければいけない環境に置かれます。
子どもたちの夢と未来を支えていくには、多くの皆様からの現金での支援が必要です。
子どもたちに支援・寄付を考えてくださっている皆さまへ、あなたの寄付・支援が子どもたちの夢や未来を支えます。
<わたしたち現場職員からのお願い>
全国児童養護施設総合寄付サイトでは
高校を卒業と共に施設を出る子どもたちに生活費の支援をしています。
子どもたちを支えるためには皆様からの支援がどうしても必要です。
一人ひとりが寄付をすることで、子どもたちの未来を支えることに繋がります。
<個人の方からのご寄付はこちらの画像をクリックしてください>
<企業スポンサーとしてのご寄付はこちらの画像をクリックしてください>
オレンジの羽根募金
児童養護施設の子どもが安心できる社会づくりへ
「オレンジの羽根運動」は、児童養護施設の現場職員が発足した社会活動です。
入所中の子どもたち、卒園する子どもたちにとってより良い社会で生活するために児童養護施設を正しく知っていただき、
共に支える大人の輪をつくることが目的です。
そんな想いで、私たちはこの活動を行なっています。
多くのみなさまへ活動を周知されるご協力をよろしくおねがいします。
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【FM世田谷/放送中】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレント“はなわ”と女優の“岩崎ひろみ” がお届けする『ON AIR もっち~ラジオ』♪” 子どもたちの“ワクワク♪”を、もっと大きく膨らまそう ”をテーマに、“はなわ”と“岩崎ひろみ”が、子育て経験も交えて面白おかしく元気にお届けします!
〈放送日時)毎週日曜日/11:00~11:15
〈パーソナリティ〉はなわ 岩崎ひろみ
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【公開中】Youtubeチャンネル
日本児童養護施設財団のYoutubeチャンネルにて、『もっち〜とあっき〜が行く施設長インタビュー』『応援メッセージ』『ON AIR もっち〜ラジオのアーカイブ』『寄付サイト』のPVが公開中です。チャンネル登録して頂けますと幸いです。
▶︎チャンネルはこちら
【無料掲載】卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは就職を希望する子どもたちの選択肢が広がるように願いを込めて運営している児童養護施設専門の求人サイトです。施設で暮らす若さ溢れる子どもたちを積極的に採用したい企業のみが求人掲載をしているので、これから施設を退所する高校生や一度施設を退所した卒園児が再就職を目指す場合に活用してください。求人情報にある企業の窓口にご連絡をしていただけますと、求人担当から案内を受けることができます。この事業は営利活動ではないため、掲載課金、採用課金、応募課金、オプション課金は一切しておりません。掲載したい企業も随時募集しております。
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【開館中】日本子ども未来展 オンライン美術館
日本子ども未来展は、児童養護施設の子どもたちの豊かな成長を願うと共に、子どもたちが描く絵画を通して日々の生活だけでなく、子どもたちがそれぞれ持つ「夢」や「希望」を自由に表現する事で自分たちの将来について考える「きっかけ」を持ってもらうことを目的に実施しております。是非ご入館してみてください。子どもたちの素敵な感性や表現力の高さを垣間見れるので手を差し伸べたくなると思います。
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【寄付】あしながサンタ
2019年8月に全国の児童養護施設(607施設)へ、クリスマスに関してのアンケート調査を実施しました。アンケート調査により、1施設あたりの子ども1人に対してのクリスマスプレゼント代の平均予算(約3000円)がわかりました。そこで分かったのが、どの施設も子どもたちが施設生活を送る上で、不自由がない生活を送らせるために、クリスマスの予算を、習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに、適切に振り分けられていることがわかりました。ここに私たちがサポートできることがあると考えました。
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地域のスポンサーを必要としております。