夏休みの一時帰省。「今年は帰らない」と決めた高校3年生Mさん
運営事務局です。
いつも温かいご支援・ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
私たち全国児童養護施設 総合寄付サイト運営スタッフは、児童養護養護施設の子どもたちが自分の生い立ちを理由に、「夢」や「目標」を諦めることが無いよう、また安心して自立の日が迎えられるよう、本当に必要な支援が届けるために、引き続き活動して参ります。
嫌いだから帰らないのではない
児童養護施設で暮らす子どもたちは、夏休みや年末年始などの長期休暇に、一時的に保護者のもとへ帰省することがあります。これを「一時帰省」といいます。子どもが親に会いたいという気持ちを大切にしたり、親子の関係を維持したり、将来的な家庭復帰に向けて交流を続けたりすることなどが目的です。
もちろん、すべての子どもが一時帰省をするわけではありません。
家庭の状況や子どもの気持ち、安全面などを考慮しながら、一人ひとりに合った形が検討されます。
そんな中、高校の夏休みが始まる少し前のことでした。
当時、高校3年生のMさんが施設職員のところへ来て、
「うち、今年は家に帰らないから」と話しました。
Mさんは保護者との関係が特別悪いわけではありませんでした。
時々、メールで連絡を取ることもありましたし、年に3〜4回は施設内で面会もしていました。
その後、担当職員が相談室で改めて理由を聞くと、「就職先のこと、自分で決めたいから」と言ったそうです。Mさんは高校卒業後の就職を希望しており、ちょうど進路を決める大切な時期でした。家に帰ると進路について親からいろいろ言われると思う。だから今年は帰らないと決めたようでした。
もちろん、それは保護者がMさんのことを心配しているからこそではありますが、Mさんはアドバイスを拒否しているのではなく、進路という人生の大きな選択だからこそ、周囲の意見に気持ちが揺れてしまう可能性があることを自分でわかっていたのだと思います。だからこそMさんは、周囲に流されるのではなく、自分で考え、自分で将来を決めたいと思っていたのでしょう。そこには、高校卒業を前にした覚悟や自立への思いが感じられました。
ただ、最後に「来年の夏は、ちゃんと働いてるところを見せたいから」と少し照れくさそうに言っていたそうです。
親が嫌いだから帰らないわけではない。
会いたくないから帰らないわけでもない。
むしろ、自分の将来と真剣に向き合った結果として選んだ「帰省しない」という決断でした。
児童養護施設で暮らす子どもたちも、高校3年生になれば進学や就職、自立という大きな選択と向き合います。
そして、その選択の背景には、一人ひとり異なる思いや事情があります。帰省する子もいれば、帰省しない子もいる。どちらが正しいということではありません。それぞれが自分なりに考え、自分の未来に向かって歩こうとしているのです。
日本児童養護施設財団も、子どもたちが自分らしい未来を選び、安心して歩んでいけるよう、これからも応援を続けていきます。

<税制優遇・税額控除について>
令和7年4月1日より内閣府公認の公益財団法人となり、同年8月13日に内閣府より税額控除に関する承認をいただけましたことをご報告いたします。
本証明に関する有効期間は以下の通りです。
令和7年8月13日から令和12年8月12日まで
税制優遇は、個人様・法人様ともに申請を行なっていただけます。
税制優遇・税額控除についての詳細は、こちら
<わたしたち現場職員からのお願い>
全国児童養護施設総合寄付サイトでは
高校を卒業と共に施設を出る子どもたちに生活費の支援をしています。
子どもたちを支えるためには皆様からの支援が必要です。
2027年3月に児童養護施設を卒園し、社会に巣立つ子どもたちのための「全国児童養護施設総合寄付サイト」の
ご寄付受付締切は、2027年2月20日までとなっております。
<日本児童養護施設財団からのお願い>
公益財団法人 日本児童養護施設財団は、児童養護施設で暮らす子どもたちが安心して未来へ歩めるよう、寄付や企業・地域の皆さまとともに支援活動を行っています。子どもたちの笑顔と未来を守るため、活動へのご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。
<ご寄付を検討されている方はこちらをクリック>
【寄付】全国児童養護施設 総合寄付サイト(卒園生助成)
全国児童養護施設総合寄付サイトは、全国の児童養護施設や、卒園・退所後の子どもたちを支えるための寄付サイトです。お寄せいただいた寄付は、家賃や生活費など、子どもたちが社会で自立して暮らしていくための支援に役立てられます。
現場の声をもとに、子どもたちに本当に必要な支援を届けています。
【寄付】あしながサンタ
児童養護施設で暮らす子どもたちへクリスマスプレゼントを届ける寄付プロジェクトです。
全国から寄せられたご寄付をもとに、施設の子どもたち一人ひとりへクリスマスプレゼント代を助成し、思い出に残るクリスマスを応援しています。
オレンジの羽事業
◯オレンジの羽根募金
児童養護施設への理解を広げ、子どもたちを応援する全国啓発・募金活動です。
街頭募金や企業・学校との連携を通じて、社会的養護の現状を伝えながら、子どもたちへの継続的な支援の輪を広げています。
◯奨学金事業
児童養護施設で暮らす子どもたちの「学びたい」という想いを、寄付によって支える奨学金事業です。返済不要の奨学金を通して、進学をあきらめることなく、子どもたちが自分の夢や未来に向かって一歩を踏み出せるよう応援しています。
◯卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは、児童養護施設の子どもたちや卒園生の就職を応援する求人サイトです。
子どもたちの背景に理解のある企業の求人を掲載し、自分に合った仕事との出会いを支えています。
求人掲載は無料。掲載を希望する企業も募集しています。(事前審査あり)
◯【開催中】日本子ども未来展
日本子ども未来展は、児童養護施設で暮らす子どもたちの作品を通して、一人ひとりの思いや感性を発信する取り組みです。全国の児童養護施設から寄せられた作品には、子どもたちの夢や希望、自由な発想が込められています。
入館は無料です。心に残った作品がございましたら、「お気持ちの入館料」で応援いただけます。
皆さまからのお気持ちは、子どもたちの未来を支える力につながります。
◯【FM 世田谷】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレントの「はなわ」さんと女優の「岩崎ひろみ」さんがパーソナリティを務めたラジオ番組です。
子どもたちの「ワクワク」をもっと大きく膨らませることをテーマに、子育ての話題などを楽しくお届けしていました。
※現在、放送は終了していますが、過去の放送をアーカイブでお楽しみいただけます。
YouTube(広報事業)
日本児童養護施設財団の公式YouTubeチャンネルでは、全国の児童養護施設への訪問や施設長インタビュー、子どもたちからのメッセージ、財団の活動紹介など、さまざまな動画を公開しています。文章や写真だけでは伝えきれない、児童養護施設の現場の声や財団の取り組みをぜひご覧ください。







































































































































































