児童養護施設で暮らす子どもたちのエピソード
児童養護施設を生活する子どもたちについて
運営事務局です。
11月中旬となり、今年も残り1ヶ月半となりました。
児童養護施設を今年卒園(退所)する子どもたちは、卒園後の生活に向けて施設の担当職員と新生活の準備を進めていきます。
その中で不安な気持ちになる子たちもいます。
児童養護施設で暮らす子どもたちは、親からの虐待、親との死別、親の病気や経済的な問題など、さまざまな事情で親と離れて施設で生活しています。施設を卒園した後も、親を頼ることができない子どもたちがほとんどです。
本日のブログでは、児童養護施設で暮らす子どもたちのエピソードを紹介します。
(紹介するエピソードの内容は子どもを特定できないように名前表記や年齢を変えています。)
児童養護施設で生活する子どもたちのこと
今回紹介するのは、私が施設職員をしていた時に担当していたMくんのエピソードです。
Mくんは親の育児放棄(ネグレクト)と身体的虐待によって、小学校にもほとんど通うことができませんでした。
小学校卒業後、児童相談所に保護され、児童養護施設での生活を始めたMくん。中学校は施設から通うことになりましたが、これまでとは大きく異なる生活環境に、不安な気持ちでいっぱいだったそうです。
そんなMくんが中学校で出会ったのは、野球でした。野球部に入部してからは、3年間ひたむきに練習に励み、レギュラーにも選ばれて試合でも頑張っていました。その後、高校でも野球を続けると決めたMくんは、受験勉強にも一生懸命取り組み、見事第一志望校に合格。高校でも野球部に所属し、中学からの6年間、好きな野球に夢中になっていました。
高校3年生の春、職員と卒園後の進路について話し合う機会がありました。Mくんは4年制大学に進学し、野球を続けたいという夢を語ってくれました。しかし、進学には多額の費用が必要であることや、現実的に金銭面の課題が大きいことを職員から伝えられると、Mくんは「僕にお金があれば進学してやりたいことができたのかな」と肩を落としていました。
現在では奨学金などの制度も増え、進学の選択肢は広がりつつあります。しかし、たとえ大学に進学できたとしても、毎月の家賃や生活費を自力でまかなう必要があり、アルバイトと学業の両立が難しくなるケースもあります。そのため、Mくんは一度就職してお金を貯め、その後進学を目指すという道を選びました。
子どもたちのこれから未来を支えていくには
子どもたちの夢と未来を支えていくには、多くの皆様からの現金での支援が必要です。
子どもたちへの支援や寄付をお考えくださっている皆さまへ。
皆さまの温かいご寄付やご支援は、子どもたちの夢や未来を大きく支える力となります。それによって、夢を持つ子どもたちが新たな選択肢を得ることができ、前向きに未来を切り開いていくことができます。
どうか、皆さまのご支援で子どもたちを応援してください。
<わたしたち現場職員からのお願い>
全国児童養護施設総合寄付サイトでは
高校を卒業と共に施設を出る子どもたちに生活費の支援をしています。
子どもたちを支えるためには皆様からの支援がどうしても必要です。
一人ひとりが寄付をすることで、子どもたちの未来を支えることに繋がります。
<個人の方からのご寄付はこちらの画像をクリックしてください>
<企業スポンサーとしてのご寄付はこちらの画像をクリックしてください>
オレンジの羽根募金
児童養護施設の子どもが安心できる社会づくりへ
「オレンジの羽根運動」は、児童養護施設の現場職員が発足した社会活動です。
入所中の子どもたち、卒園する子どもたちにとってより良い社会で生活するために児童養護施設を正しく知っていただき、
共に支える大人の輪をつくることが目的です。
そんな想いで、私たちはこの活動を行なっています。
多くのみなさまへ活動を周知されるご協力をよろしくおねがいします。
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【FM世田谷/放送中】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレント“はなわ”と女優の“岩崎ひろみ” がお届けする『ON AIR もっち~ラジオ』♪” 子どもたちの“ワクワク♪”を、もっと大きく膨らまそう ”をテーマに、“はなわ”と“岩崎ひろみ”が、子育て経験も交えて面白おかしく元気にお届けします!
〈放送日時)毎週日曜日/11:00~11:15
〈パーソナリティ〉はなわ 岩崎ひろみ
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【公開中】Youtubeチャンネル
日本児童養護施設財団のYoutubeチャンネルにて、『もっち〜とあっき〜が行く施設長インタビュー』『応援メッセージ』『ON AIR もっち〜ラジオのアーカイブ』『寄付サイト』のPVが公開中です。チャンネル登録して頂けますと幸いです。
▶︎チャンネルはこちら
【無料掲載】卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは就職を希望する子どもたちの選択肢が広がるように願いを込めて運営している児童養護施設専門の求人サイトです。施設で暮らす若さ溢れる子どもたちを積極的に採用したい企業のみが求人掲載をしているので、これから施設を退所する高校生や一度施設を退所した卒園児が再就職を目指す場合に活用してください。求人情報にある企業の窓口にご連絡をしていただけますと、求人担当から案内を受けることができます。この事業は営利活動ではないため、掲載課金、採用課金、応募課金、オプション課金は一切しておりません。掲載したい企業も随時募集しております。
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【開館中】日本子ども未来展 オンライン美術館
日本子ども未来展は、児童養護施設の子どもたちの豊かな成長を願うと共に、子どもたちが描く絵画を通して日々の生活だけでなく、子どもたちがそれぞれ持つ「夢」や「希望」を自由に表現する事で自分たちの将来について考える「きっかけ」を持ってもらうことを目的に実施しております。是非ご入館してみてください。子どもたちの素敵な感性や表現力の高さを垣間見れるので手を差し伸べたくなると思います。
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【寄付】あしながサンタ
2019年8月に全国の児童養護施設(607施設)へ、クリスマスに関してのアンケート調査を実施しました。アンケート調査により、1施設あたりの子ども1人に対してのクリスマスプレゼント代の平均予算(約3000円)がわかりました。そこで分かったのが、どの施設も子どもたちが施設生活を送る上で、不自由がない生活を送らせるために、クリスマスの予算を、習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに、適切に振り分けられていることがわかりました。ここに私たちがサポートできることがあると考えました。
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地域のスポンサーを必要としております。