児童養護施設の子どもたちの暮らし①
児童養護施設の子どもたちの暮らしについて
運営事務局です。
新年度が始まり、入学式、入社式など各地で行われている頃ですね。
児童養護施設のことは知っているけれど、子どもたちはどんな生活をしているのかまでは詳しく知らない方が多いのではないでしょうか。児童養護施設へのよくある質問について、元施設職員でもある運営事務局職員がお答えしていきます♪
定期的に本ブログで児童養護施設の子どもたちの生活について詳しく紹介をしていくので、この機会に児童養護施設で暮らす子どもたちのことを知っていただけたらと思います。
Q,学校行事は誰が参加するの??保護者が見に来るの?
これは、聞かれることが多い質問のひとつです。
児童養護施設の子どもたちは、様々な事情があって施設で暮らしています。
保護者からの虐待や保護者が病気により入院していたり、亡くなっていたりと様々です。
そのような場合は、保護者が学校行事に参加することは難しくなります。ただ、全ての子の保護者が来れない場合ではありません。場合によっては、学校行事が親子の関わる交流の機会になることもあります。
保護者の参加が難しい場合の話になりますが、児童養護施設の子どもたちは生活しているユニット(グループ)が施設ごとにあります。そこに担当の職員さんがいるので、基本は施設の担当の職員さんが、子どもたちの学校関係の行事に参加、出席をします。
私たちは職員として子どもたちと日々関わる中で、親にはなれないですが、親代わりとして関わり、子どもたちの日々の成長に嬉しさを感じます。入学式や授業参観、運動会や合唱祭、卒業式など毎回の行事ごとにはとても感動します。運動会は学校によっては親子競技があります。親子競技は子どもたちから「〇〇さん、絶対1位になりたいから親子競技一緒に参加して!」と話をしてきてくれることもあります。担当職員もお弁当を作って我が子のように子どもたちの頑張る姿を応援しています。

その他のエピソードとして、私が担当していた子(A君)の小学校の卒業式に、出席をしました。卒業証書授与式の時に卒業証書をもらった子どもたちが保護者に向けて一言伝える時間がありました。「お父さん、お母さん今日まで育ててくれてありがとう」など伝えるクラスメートが多い中で、A君は「〇〇さん、反抗しちゃうことも多いけれど、いつもありがとう」と思いを伝えてくれました。
子どもたちと毎日関わる中で、ぶつかることもあります。それは真剣に向き合うからこそ、子どもたちも本気で思いを伝えてきます。子どもたちから「〇〇さん嫌い!」と言われたこともあります。でも、思いを伝え続け関わってきた中で子どもたちからの「ありがとう」の言葉はとても感動し、嬉しい瞬間になります。
Q,親を頼ることが出来ない子どもたち

親からの虐待、親の入院、親が亡くなっているなどの場合、子どもたちはほとんどは卒園後は親を頼ることが出来ません。一人暮らしだと、仕送りをもらったり困った時に連絡をしたりすることがあると思います。しかし、施設出身の子どもたちはそれが出来ません。18歳で施設を卒園した後は、自分一人で生計を立てて生きていかなければなりません。「金銭面の問題」が一番大きな課題です。
子どもたちは、アルバイトを毎日のようにしながらの大学生活、毎日仕事をしながら、節約生活の日々。困った時に卒園した施設に連絡出来る子は全てではありません。周りに頼れる大人がいないと、一人で悩み・問題を抱え込んでしまい、学校が続かず、中退・仕事も早々に辞めてしまう子は少なくありません。
今、子どもたちに必要な支援は、施設を出た後なのです。
<日本児童養護施設財団からのお願い>
公益財団法人 日本児童養護施設財団は、児童養護施設で暮らす子どもたちが安心して未来へ歩めるよう、寄付や企業・地域の皆さまとともに支援活動を行っています。子どもたちの笑顔と未来を守るため、活動へのご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。
<ご寄付を検討されている方はこちらをクリック>
【寄付】全国児童養護施設 総合寄付サイト(卒園生助成)
全国児童養護施設総合寄付サイトは、全国の児童養護施設や、卒園・退所後の子どもたちを支えるための寄付サイトです。お寄せいただいた寄付は、家賃や生活費など、子どもたちが社会で自立して暮らしていくための支援に役立てられます。
現場の声をもとに、子どもたちに本当に必要な支援を届けています。
【寄付】あしながサンタ
児童養護施設で暮らす子どもたちへクリスマスプレゼントを届ける寄付プロジェクトです。
全国から寄せられたご寄付をもとに、施設の子どもたち一人ひとりへクリスマスプレゼント代を助成し、思い出に残るクリスマスを応援しています。
オレンジの羽事業
◯オレンジの羽根募金
児童養護施設への理解を広げ、子どもたちを応援する全国啓発・募金活動です。
街頭募金や企業・学校との連携を通じて、社会的養護の現状を伝えながら、子どもたちへの継続的な支援の輪を広げています。
◯奨学金事業
児童養護施設で暮らす子どもたちの「学びたい」という想いを、寄付によって支える奨学金事業です。返済不要の奨学金を通して、進学をあきらめることなく、子どもたちが自分の夢や未来に向かって一歩を踏み出せるよう応援しています。
◯卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは、児童養護施設の子どもたちや卒園生の就職を応援する求人サイトです。
子どもたちの背景に理解のある企業の求人を掲載し、自分に合った仕事との出会いを支えています。
求人掲載は無料。掲載を希望する企業も募集しています。(事前審査あり)
◯【開催中】日本子ども未来展
日本子ども未来展は、児童養護施設で暮らす子どもたちの作品を通して、一人ひとりの思いや感性を発信する取り組みです。全国の児童養護施設から寄せられた作品には、子どもたちの夢や希望、自由な発想が込められています。
入館は無料です。心に残った作品がございましたら、「お気持ちの入館料」で応援いただけます。
皆さまからのお気持ちは、子どもたちの未来を支える力につながります。
◯【FM 世田谷】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレントの「はなわ」さんと女優の「岩崎ひろみ」さんがパーソナリティを務めたラジオ番組です。
子どもたちの「ワクワク」をもっと大きく膨らませることをテーマに、子育ての話題などを楽しくお届けしていました。
※現在、放送は終了していますが、過去の放送をアーカイブでお楽しみいただけます。
YouTube(広報事業)
日本児童養護施設財団の公式YouTubeチャンネルでは、全国の児童養護施設への訪問や施設長インタビュー、子どもたちからのメッセージ、財団の活動紹介など、さまざまな動画を公開しています。文章や写真だけでは伝えきれない、児童養護施設の現場の声や財団の取り組みをぜひご覧ください。





































































































































































