成人年齢の引き下げに伴い、想定しておかなければいけないこと(2)
成人年齢の引き下げは施設で暮らす子ども達だけではなく、日本の子ども達全員に適応ではあるのですが、ここでは児童養護施設の子ども達に焦点を当てて、どのようなことが想定されるのかを考えていきたいと思います。
前回のブログでも出たクレジットカード契約などお金のことは、メディアでも多く取り上げられていますね。悪いことを考えている人に騙されないよう金融リテラシーを上げる必要があると、色々な取り組みもされています。
他にも不動産賃貸やスマホの契約、証券口座を開設して投資信託や株なども行うことができますね。今までは施設長さんが保証人になって家を借りるしかないケースも多々あったと思います。
できるからこそ、リスクを理解し適切な判断が求められるようになったのが現状です。
児童養護施設の子ども達にとって、もっと関係があることは「措置」についてです。
18歳成人ということは高校3年生の途中で成人になり、本人の意思に反した措置継続はできなくなります。日々のケアの延長線上ではありますが、十分に話し合う機会というのがより必要になってくると思います。
制度が変わった以上、職員の方々はそういったことも想定しながら、子ども達の最善の利益を考えて関わっています。
また、婚姻も親権者の同意なしで行えるようになりました。
若くして結婚することが「良い」とか「悪い」ということではありません。ただ、日本社会において結婚して、経済的にも精神的にも良好な婚姻関係を継続するためには、年齢に限らず本人達の努力や場合によっては周りの方の支援が必要になります。高校生がそういった基盤を施設で暮らしている間に構築することはかなり困難ではあります。
でも、客観的にみて施設側が心配するような結婚であっても、憲法24条で婚姻の自由を保障されているので、本人の意志を止めることはできません。こういったことも施設にいる間に起きる可能性があります。措置継続についても同様ですが、普段から話し合う機会を設ける必要が出てきました。
それでなくても、施設職員の方々は限られた人数で日々のケアを行っています。国も制度だけ変えるのではなく、対応できるよう施設内における職員や専門家の配置基準なども同じように見直すことが求められると思います。
他にも想定されることは多々あると思います。
なので、多くの方に目を向けてもらいたいと思います。これからを担っていく子ども達について社会全体で考えていきましょう!!
財団では、児童養護施設で暮らす子どもたちや、施設を退所し自立している子どもたちの支援を行っています。子どもたちへの支援をして下さる方は、こちらのリンクから財団の寄付サイトをご確認をお願いします。https://leavehome.org/donations/
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オレンジの羽根募金
児童養護施設の子どもが安心できる社会づくりへ
「オレンジの羽根運動」は、児童養護施設の現場職員が発足した社会活動です。
入所中の子どもたち、卒園する子どもたちにとってより良い社会で生活するために児童養護施設を正しく知っていただき、
共に支える大人の輪をつくることが目的です。
そんな想いで、私たちはこの活動を行なっています。
多くのみなさまへ活動を周知されるご協力をよろしくおねがいします。
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【FM世田谷/放送中】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレント“はなわ”と女優の“岩崎ひろみ” がお届けする『ON AIR もっち~ラジオ』♪” 子どもたちの“ワクワク♪”を、もっと大きく膨らまそう ”をテーマに、“はなわ”と“岩崎ひろみ”が、子育て経験も交えて面白おかしく元気にお届けします!
〈放送日時)毎週日曜日/11:00~11:15
〈パーソナリティ〉はなわ 岩崎ひろみ
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【公開中】Youtubeチャンネル
日本児童養護施設財団のYoutubeチャンネルにて、『もっち〜とあっき〜が行く施設長インタビュー』『応援メッセージ』『ON AIR もっち〜ラジオのアーカイブ』『寄付サイト』のPVが公開中です。チャンネル登録して頂けますと幸いです。
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【無料掲載】卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは就職を希望する子どもたちの選択肢が広がるように願いを込めて運営している児童養護施設専門の求人サイトです。施設で暮らす若さ溢れる子どもたちを積極的に採用したい企業のみが求人掲載をしているので、これから施設を退所する高校生や一度施設を退所した卒園児が再就職を目指す場合に活用してください。求人情報にある企業の窓口にご連絡をしていただけますと、求人担当から案内を受けることができます。この事業は営利活動ではないため、掲載課金、採用課金、応募課金、オプション課金は一切しておりません。掲載したい企業も随時募集しております。
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【開館中】日本子ども未来展 オンライン美術館
日本子ども未来展は、児童養護施設の子どもたちの豊かな成長を願うと共に、子どもたちが描く絵画を通して日々の生活だけでなく、子どもたちがそれぞれ持つ「夢」や「希望」を自由に表現する事で自分たちの将来について考える「きっかけ」を持ってもらうことを目的に実施しております。是非ご入館してみてください。子どもたちの素敵な感性や表現力の高さを垣間見れるので手を差し伸べたくなると思います。
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【寄付】あしながサンタ
2019年8月に全国の児童養護施設(607施設)へ、クリスマスに関してのアンケート調査を実施しました。アンケート調査により、1施設あたりの子ども1人に対してのクリスマスプレゼント代の平均予算(約3000円)がわかりました。そこで分かったのが、どの施設も子どもたちが施設生活を送る上で、不自由がない生活を送らせるために、クリスマスの予算を、習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに、適切に振り分けられていることがわかりました。ここに私たちがサポートできることがあると考えました。
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地域のスポンサーを必要としております。