企業の社会的責任(英語:corporate social responsibility、略称:CSR)とは、企業が利益を追求するだけでなく、組織活動が社会へ与える影響に責任をもち、あらゆるステークホルダー(利害関係者:消費者、投資家等、及び社会全体)からの要求に対して適切な意思決定をすることを指します。
企業の経済活動には利害関係者に対して説明責任があり、説明できなければ社会的容認が得られず、信頼のない企業は持続できないとされる時代です。
持続可能な社会を目指すためには、企業の意思決定を判断する利害関係者側である消費者の社会的責任(CSR)、市民の社会的責任(CSR)が必要不可欠です。
CSRを導入している企業は、利益を優先するだけではなく、ステークホルダー(株主、従業員、顧客、取引先、地域社会など)との関係を重視しながらコーポレーションブランドを確立しています。
今までは大手企業のみ、安全で良質な商品、サービス強化、環境配慮、社会的公認、倫理にかなう活動を行ってきたが、近年では、中小企業もCSRを導入するところが増えてきています。やはり導入価値が理解されてきているのです。
社会的責任を果たすことにより生まれるメリットが、業務プロセスの改善でしたり、コスト低減や技術開発、従業員が顧客に対するサービス革新、企業ブランディングが挙げられます。
今までCSRは、大手企業が中心で行ってきた活動であったが、中小企業にも広がりを見せ、社会へ貢献することにより、ステークホルダーが企業の見方が変わり、全体的に活性化することを実感してきています。
また、昨今ではCSRを導入して、広く社会に貢献している企業を対象とした投資が増えてきています。
これは社会的責任投資(SRI)という考えである。
SRIは、従来の財務面による投資基準に加え、社会的責任を果たしているかを投資基準に加え、優良企業かどうか判断しています。
以上のことから、企業がCSRを導入することで、企業価値、そう企業ブランドを高めることができるのです。
社会に貢献するだけではなく、会社の売り上げにも貢献するのがCSRの特徴とも云えるのです。
CSR企業総覧(ESG編)2017年版からみる増価現象が以下の図です。
CSRを意識する大手企業が増えており、ステークホルダーの評価指数も比例しているとのことです。
今年に入り、CSR/サステナビリティ・レポートの冊子発行を取りやめ、ウェブのみでの情報開示をする企業が増えております。大手企業を中心に「ウェブ・シフト」の動きが起きているのです。
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