児童福祉の業界に限らず最近、様々な業界やテレビ番組のニュースで
「指導(躾)に熱心なあまりつい手が出た」などという言葉をよく耳にします。
子ども達が私たち大人の言う通りにしてくれるときは、子ども達は可愛い存在です。
しかし子ども達が大人の思う通りにしない時や、反抗的な時など
しばしば大人の感情を刺激してくる時もあると思います。
「もうしない」と子ども達はよく言います。その言葉を信用していたのに
その信用を裏切られた時、怒りが込み上げてくるのは当たり前の事かと思います。
しかし、その感情を子どもに伝える手段を持たない大人は叩く・突き飛ばすなどの
暴力行為で感情を表現してしまうことがあります。
しかしこの時、子どもに伝わるのは「いけないことをした」という感情の他に
「腹が立ったら暴力でそれを表現していい」ということに他ならないのです。
だからこそ、私たち大人は本当に子どもの子どもの行動に腹が立ったのなら
それ以外の方法でしっかりと子ども達に伝える必要があるのです。