この度、新規プロジェクトを始動いたします。
プロジェクト内容は、昨年、児童養護施設を卒園した晴菜ちゃんのプロのサックス奏者になりたい!という夢を叶えるというものです。
私たち職員は常に子ども達と深く関わっております。
どの職員もそうですが、自分が担当する子の夢を大切にしたい、もっと道を広げてあげたいと常日頃考えております。
ですが、現実はそう甘くはなく、道を広げるには沢山のお金と勤務外で動く時間が必要となります。
また一人の子どもだけを支援してしまうと、他の子どもとの差別が出てしまいます。
なぜあの子だけなの?ズルくない?と、だからこそ、私たちが手の届かない所を支援していきます。
晴菜ちゃんは産まれてすぐに乳児院で育ち、その後3歳で児童養護施設に措置変更となり18歳まで過ごしました。
今は会社の寮で暮らしながら音大へ行くための学費を貯めています。
彼女は中学校2年生の時からプロのサックス奏者になりたいと思いました。
高校は音楽系に行きたいと考えていましたが、高価な楽器を買えないため諦めました。
大学だけは絶対に音大へ行き、プロのサックス奏者になると決めていたそうです。
そのために、高校は吹奏楽部へ入り、部活の練習後、大学の費用を貯めるためにバイトをしておりました。
友達と遊ぶのも惜しんで頑張ってきたのですが、行けるまでのお金が貯まらずその時は音大へ行くことを諦めました。
その後、仕事をしながらもう一度音大へ行き、プロのサックス奏者になりたいという夢を叶えたいと思いました。
その後、一生懸命お金を貯めていたそうなのですが、給料も多くはもらえないため、お金が貯まらず、本当に叶うのかなと夜になると涙が込み上げて泣いていたそうです。
私たちはただお金の支援をするだけではなく、血は繋がっていませんが、家族のように最後まで信じてあげる関わりをしていこうと考えております。
まず最初の段階として、音大へ行くための資金約400万円を集めます。
集め方は、クラウドファンディングや、基金を創設し、ご寄付を募ります。
音大への切符を手にできたなら、弊団体で夢が叶うまで家賃援助をしています。
また夢を叶えるまでのマネジメントも行います。
夢が叶ったらこの仕組みを児童養護施設にご紹介して、夢を叶える子ども達を増やしていこうと考えます。
私たちは常に子ども達を心から信じ、道を切り開いて行きます。
生まれた環境で夢も諦めるのはおかしなことです。
私たちは皆様の想いも形にします。
どうぞこれからもご支援のほど、一緒に環境を変えいきましょう。
どうかよろしくお願い申し上げます。