児童養護施設からの卒園の時期
児童養護施設を卒園したあとって・・・?
運営事務局です。
2月も最後の週となりました。3月までもうすぐですね。
3月は、そう。卒業、巣立ちの時期です。

児童養護施設の子どもたちは卒園をし、進学、就職と新たな道に進みます。
児童養護施設の子どもたちの進学率は、約17%です。(令和5年2月時点)施設を出る子の大半が就職の道ということです。
ほとんどの子どもたちが、18歳で施設を出て、一人暮らしを始めます。
私は施設職員を5年程していました。在職時は、卒園に向けて、担当の子どもたちとは、卒園に向けて様々な準備を行なっていました。お金の使い方を一緒に考え、毎月固定費にどれくらいかかるのか、自由に使えるお金や貯金の大切さを伝えていました。
また、在園している時から自立に向けて、自分で朝起きて、お弁当を用意して学校に行く、食事の準備や片付け、洗濯物等など、身の回りのことを自分で行なってみる「自活訓練」ということを行う施設もあります。理由としては、施設にいる間は、一般家庭の子と同じように、親代わりの職員がやってくれることがあるので、いざ、一人で全てしなくてはいけない時になった際に、生活していけるようにするためでもあります。
ただ、直面する問題として、施設を出た後は、今まであった支援がなくなってしまうということです。
施設の職員とは、連絡が取れる内は、近況も聞けるので、困った時に話を聞いてあげたり、サポートすることも出来るのですが、疎遠になってしまう子どももいます。疎遠だったけれど、生活ができなくなり、頼るところがなくて施設に戻ってくる子どももいます。しかし、本来は施設に住まわせてあげる場所はありません。
金銭面の問題について
施設にいる間は、毎月、児童手当が振り込まれます。そういった手当を計画的に貯金して、100万円ほど持って卒園する子どももいます。しかし、高校生くらいから施設に入った子どもは、児童手当もそれほど貯めることはできません。また、どうしても自分の好きなことにおカネを使ってしまう子もいます。最終的に10万円ほどの少ない額で卒園する子もいます。アパートを借りる際の手数料も自己負担になってしまいます。
私が担当していた子は、仕事でうまく行かず、欠勤も続いてしまい、その子から連絡が来た時にはアパートの家賃が半年払えていなかったことがわかりました。困った時に、「迷惑かけたくない」という理由で施設の職員に相談出来なかったり、施設を出たから連絡しづらい。という理由で誰にも相談出来ずに一人抱え込んでしまうことが問題として挙げられています。相談出来ず、仕事を辞めてしまう子も少なくはありません。
施設にいる間は、様々な金銭的な支援が受けられ、運転免許の取得にかかる費用を申請すればいただけるものもあります。様々な支援があるのですが、施設を出て一人で暮らしていく子どもたちには、皆様からのご寄付がどうしても必要です。

<わたしたち現場職員からのお願い>
全国児童養護施設総合寄付サイトでは
高校を卒業と共に施設を出る子どもたちに生活費などの支援をしています。
子どもたちを支えるためには皆様からの支援が必要です。
卒園する子どもたちへのご寄付はこちら
https://leavehome.org/donations/
企業スポンサーとしての支援はこちら
https://leavehome.org/sponsor/
遺贈での支援はこちら
https://leavehome.org/first/bequest/
<日本児童養護施設財団からのお願い>
公益財団法人 日本児童養護施設財団は、児童養護施設で暮らす子どもたちが安心して未来へ歩めるよう、寄付や企業・地域の皆さまとともに支援活動を行っています。子どもたちの笑顔と未来を守るため、活動へのご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。
<ご寄付を検討されている方はこちらをクリック>
【寄付】全国児童養護施設 総合寄付サイト(卒園生助成)
全国児童養護施設総合寄付サイトは、全国の児童養護施設や、卒園・退所後の子どもたちを支えるための寄付サイトです。お寄せいただいた寄付は、家賃や生活費など、子どもたちが社会で自立して暮らしていくための支援に役立てられます。
現場の声をもとに、子どもたちに本当に必要な支援を届けています。
【寄付】あしながサンタ
児童養護施設で暮らす子どもたちへクリスマスプレゼントを届ける寄付プロジェクトです。
全国から寄せられたご寄付をもとに、施設の子どもたち一人ひとりへクリスマスプレゼント代を助成し、思い出に残るクリスマスを応援しています。
オレンジの羽事業
◯オレンジの羽根募金
児童養護施設への理解を広げ、子どもたちを応援する全国啓発・募金活動です。
街頭募金や企業・学校との連携を通じて、社会的養護の現状を伝えながら、子どもたちへの継続的な支援の輪を広げています。
◯奨学金事業
児童養護施設で暮らす子どもたちの「学びたい」という想いを、寄付によって支える奨学金事業です。返済不要の奨学金を通して、進学をあきらめることなく、子どもたちが自分の夢や未来に向かって一歩を踏み出せるよう応援しています。
◯卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは、児童養護施設の子どもたちや卒園生の就職を応援する求人サイトです。
子どもたちの背景に理解のある企業の求人を掲載し、自分に合った仕事との出会いを支えています。
求人掲載は無料。掲載を希望する企業も募集しています。(事前審査あり)
◯【開催中】日本子ども未来展
日本子ども未来展は、児童養護施設で暮らす子どもたちの作品を通して、一人ひとりの思いや感性を発信する取り組みです。全国の児童養護施設から寄せられた作品には、子どもたちの夢や希望、自由な発想が込められています。
入館は無料です。心に残った作品がございましたら、「お気持ちの入館料」で応援いただけます。
皆さまからのお気持ちは、子どもたちの未来を支える力につながります。
◯【FM 世田谷】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレントの「はなわ」さんと女優の「岩崎ひろみ」さんがパーソナリティを務めたラジオ番組です。
子どもたちの「ワクワク」をもっと大きく膨らませることをテーマに、子育ての話題などを楽しくお届けしていました。
※現在、放送は終了していますが、過去の放送をアーカイブでお楽しみいただけます。
YouTube(広報事業)
日本児童養護施設財団の公式YouTubeチャンネルでは、全国の児童養護施設への訪問や施設長インタビュー、子どもたちからのメッセージ、財団の活動紹介など、さまざまな動画を公開しています。文章や写真だけでは伝えきれない、児童養護施設の現場の声や財団の取り組みをぜひご覧ください。





































































































































































