以前、ご紹介させていただいております「もっち~」と「あっき~」が行く施設長インタビュー
そのインタビュー記事がまとまりましたので報告させていただきます!
「もっち~」と「あっき~」が行く施設長インタビューとは全国児童養護施設総合寄付サイトのマスコットキャラクター「もっち〜」と事務局長である本郷(あっき〜)が全国の児童養護施設の施設長の元に児童養護施設に関して現場の生の声を聞きに行くインタビュー活動となっております。
↑全国児童養護施設総合寄付サイトマスコットキャラクター「もっち〜」
※もっち〜についての詳細はこちら
今回は東京都の青梅市にある児童養護施設砂町友愛園の河上施設長様にお聞きした際のインタビュー記事が完成したのでこちらで報告させていただきたいと思います。
河上施設長より:当施設の運営方針としては、キリスト教による隣人愛の精神を基とし、家庭的な雰囲気を大切にする中,適切な 養育を必要とする子どもに対し、あたたかな養育環境を提供し、自立心を損なわず、良識ある社会人として生活ができるように援助をしていく、ということ事を大切にしています。児童の定員は36名です。現在は本園に小規模グループケアが2ユニットあります。その他にもグループホームが青梅市内に男女2つずつの4ホームあります。
河上施設長より:児童養護施設とは、元は孤児院や養護施設など色々な呼称で言われてきた児童福祉施設です。まだ一般的な認知度は低くて養護学校じゃないかと勘違いされるなど、児童養護施設の実体は少しずつ開かれてきていますが、生活をする子ども達の安心安全の保障や権利擁護の観点から、積極的にオープンにできなかった部分もあったのかと思います。今後、児童養護施設が多機能化や更なる地域分散化を推進していく為に、近隣の社会の中でどのような役割を担いつつ、どのようなサービスを提供していかれるのか、今後は益々地域との関わりを深める為のネットワーク作りの必要性が問われています。
河上施設長より:近年、社会的養護が必要で入所してくる子供達は、虐待などが理由での入所割合が増えていますが、個々の子どもたちが抱えている課題も多岐に及びます。色々な課題に対応した他機関との連携の強化、関わる職員自身も更に力量も高めて支援や援助をしていく必要があります。また、同時に職員の定着も含めて長く働いていける様な職場環境を作ることも課題だと思っています。
河上施設長より:将来、進学、就職の際に親を当てにすることができなく、金銭的な面で本人に負担がかかってしまう子たちがいます。高校生に対して将来の自立資金準備のためにアルバイトを推奨していますが、学業や部活動等とも両立しないといけませんので大変な現状があります。今は様々な奨学制度が増えてきましたが、まだまだ門戸は広いわけではなく、子ども達もそれを受けるために色々な課題をこなさなければなりません。児童養護施設で生活をしている子ども達の現状を理解して頂き、子どもたちの将来の夢や希望が叶えられる様な寄付を頂ければと思っています。よろしくお願いいたします。
河上施設長より:施設で生活している子供達の実態はなかなか見えないが将来に不安を抱えて生活している。卒業後に抱える不安を少しでも軽減できる支援をお願いできればと思います。よろしくお願いいたします。
インタビューを通し直接、施設長様に話を聞くことで今まで以上に色々なことを学ばせていただける機会となりました。これから施設を巣立つ子ども達には、まだまだ支援が行き渡ってるとは言えません。現物での支援はありがたい反面、有り余ってしまっている現状なのも事実なのです。施設を出て社会で1人で行きていく子ども達には現物の物以上にお金がの支援が必要です。だからこそ私たち現場職員は立ち上がり活動しています。私たちの支援の仕方は施設、現場職員の私たちだからこそできる事です。これからも一歩ずつ着実に頑張り現場の声を更に届けていきたいと思います。そして施設を卒園する子ども達の夢や希望を叶えるキッカケを作って行きたいと考えています。どうかご寄付のほど、宜しくお願い申し上げます。
今回訪問した砂町友愛園養護部さんのホームページはこちら↓