夏休み終わりの子どもたちの姿とは
児童養護施設の子どもたちのことを知ってほしい
運営事務局です。
8月下旬になり、子どもたちの夏休みのあと少しです。
私が施設職員をしていた時には、もうすぐ学校が始まるので、夏休みの生活リズムを取り戻すために、
朝早く起き、夜更かしもしないように過ごすように子どもたちに伝えていました。
本日のブログでは、「夏休み終わりの子どもたちの様子について」お伝えいたします。
私たち財団では、多くの方に児童養護施設の子どもたちのことを知ってもらうために、当ブログで子どもたちの声や施設で働く職員さんから聞いた児童養護施設の課題などを今後も発信してまいりますので、ぜひ、ご覧いただけますと幸いです。
夏休み終わりの子どもたちの姿とは
児童養護施設では、幼児から高校生までの子たちが一緒に生活をしています。
一般家庭の子たちも同じだと思うのですが、学校の宿題を計画的に行う子もいれば、夏休みの最後にまとめて取り組む子もいます。
私が勤めていた施設では、夏休みに入る前にみんなで学習の計画を立て、宿題に取り組んでいました。
小学生には毎日音読の宿題があり、取り組んだあとは職員がサインをして確認します。夏休みの宿題がギリギリになって困らないよう、職員は子どもたちに声をかけながら一緒に進めていました。
また、「早く学校に行きたい!」と新学期を楽しみにする子もいれば、「学校に行きたくない…」と不安定な気持ちになる子もいます。気持ちが不安定になってしまった際に、家庭での虐待の記憶がフラッシュバックしてしまうことも少なくありません。
子どもたち一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、 少しでも不安な気持ちも軽減し、
新学期に向けて気持ちを切り替えていけるように、子どもたちとの関わりを大切にしておりました。
さらに、中学3年生や施設からの卒園を控えた高校3年生は、夏休み後は、受験や就職試験といった大きな節目を迎える時期でもあります。そのため、日々の会話を通して将来について一緒に考え、本格的に準備を進めていました。
受験や卒園後の生活に向けた子どもたちとの関わりについては、次回のブログで紹介させていただきます。
<わたしたち現場職員からのお願い>
全国児童養護施設総合寄付サイトでは
高校を卒業して施設を出る子どもたちに生活費の支援を行っています。
一人ひとりが寄付が、子どもたちの未来や夢を叶える選択肢を増やしていきます。
そして児童養護施設への理解を深め、子どもたちの現状を多くの方々に知っていただくことです。
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オレンジの羽根募金
児童養護施設の子どもが安心できる社会づくりへ
「オレンジの羽根運動」は、児童養護施設の現場職員が発足した社会活動です。
入所中の子どもたち、卒園する子どもたちにとってより良い社会で生活するために児童養護施設を正しく知っていただき、
共に支える大人の輪をつくることが目的です。
そんな想いで、私たちはこの活動を行なっています。
多くのみなさまへ活動を周知されるご協力をよろしくおねがいします。
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【FM世田谷/放送中】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレント“はなわ”と女優の“岩崎ひろみ” がお届けする『ON AIR もっち~ラジオ』♪” 子どもたちの“ワクワク♪”を、もっと大きく膨らまそう ”をテーマに、“はなわ”と“岩崎ひろみ”が、子育て経験も交えて面白おかしく元気にお届けします!
〈放送日時)毎週日曜日/11:00~11:15
〈パーソナリティ〉はなわ 岩崎ひろみ
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【公開中】Youtubeチャンネル
日本児童養護施設財団のYoutubeチャンネルにて、『もっち〜とあっき〜が行く施設長インタビュー』『応援メッセージ』『ON AIR もっち〜ラジオのアーカイブ』『寄付サイト』のPVが公開中です。チャンネル登録して頂けますと幸いです。
▶︎チャンネルはこちら
【無料掲載】卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは就職を希望する子どもたちの選択肢が広がるように願いを込めて運営している児童養護施設専門の求人サイトです。施設で暮らす若さ溢れる子どもたちを積極的に採用したい企業のみが求人掲載をしているので、これから施設を退所する高校生や一度施設を退所した卒園児が再就職を目指す場合に活用してください。求人情報にある企業の窓口にご連絡をしていただけますと、求人担当から案内を受けることができます。この事業は営利活動ではないため、掲載課金、採用課金、応募課金、オプション課金は一切しておりません。掲載したい企業も随時募集しております。
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【開館中】日本子ども未来展 オンライン美術館
日本子ども未来展は、児童養護施設の子どもたちの豊かな成長を願うと共に、子どもたちが描く絵画を通して日々の生活だけでなく、子どもたちがそれぞれ持つ「夢」や「希望」を自由に表現する事で自分たちの将来について考える「きっかけ」を持ってもらうことを目的に実施しております。是非ご入館してみてください。子どもたちの素敵な感性や表現力の高さを垣間見れるので手を差し伸べたくなると思います。
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【寄付】あしながサンタ
2019年8月に全国の児童養護施設(607施設)へ、クリスマスに関してのアンケート調査を実施しました。アンケート調査により、1施設あたりの子ども1人に対してのクリスマスプレゼント代の平均予算(約3000円)がわかりました。そこで分かったのが、どの施設も子どもたちが施設生活を送る上で、不自由がない生活を送らせるために、クリスマスの予算を、習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに、適切に振り分けられていることがわかりました。ここに私たちがサポートできることがあると考えました。
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