児童養護施設で働く職員さんから聞いた子どもたちとのエピソード⑧
児童養護施設のことをたくさんの方に知ってほしい
運営事務局です。
2月もあと数日で終わり、3月になろうとしています。
施設を卒園予定の子どもたちも施設での生活が残りわずかとなってきています。
本日のブログでは、児童養護施設で働く職員さんから聞いた卒業式のエピソードを紹介をします。
(紹介するエピソードの内容は子どもを特定できないように名前表記や年齢を変えています。)
私たちは、児童養護施設のことや生活している子どもたちのことをもっと多くの方々に知ってほしいと思っております。
このブログを通して児童養護施設の現状を知ってもらえることが、子どもたちを支える大人の輪が広がることに繋がります。
児童養護施設で働く職員さんから聞いた卒業式のエピソード
今回紹介するのは、高校生3年生のMさんの卒業式の日のエピソードです。
児童養護施設の子どもたちは、さまざまな事情があり、親と離れて施設で暮らしています。学校行事には、親が出席できること場合がありますが、ほとんどの場合は、施設の職員が保護者として出席をします。
Mさんは、小学1年生の頃から児童養護施設での生活がはじまり、約11年間の施設生活でした。当時からの担当職員さんのSさんは、小学校からの学校行事は全て出席をしてきました。
卒業式の1ヶ月前にMさんは、Sさんに「Sさん、私の卒業式きてくれるよね?」と聞いてきました。Sさんは、「うん。Mが良ければ、出席させてほしいよ」と答えました。Mさんは「来ていいに決まってるでしょ。絶対来てほしいって思ってたよ。」とSさんに伝えました。Sさんは、Mさんの想いを聞いて嬉しくなりました。
そして、卒業式当日。
卒業式が始まり、卒業生が入場してきます。Mさんの晴れ姿を見て、約11年間のMさんとの思い出が溢れてきました。お互いに笑い合ったことも、時には叱ったり、涙を流したこともありました。本当の親子ではないけれど、自分の子どもの成長のように、Mさんの成長と門出に胸がいっぱいでした。
卒業式後、MさんはSさんと一緒に帰る中で「今までいろいろ苦労かけてしまったかもしれないけれど、私の担当がSさんで本当に良かったって思ってるよ。親ではないけど、もう一人のお母さんだと思ってるからね。」と感謝の気持ちを伝えました。

Mさんのように、小さい頃から施設での生活が始まり、高校卒業する18歳まで施設で生活をする子は少なくありません。担当する施設職員もそんな子どもたちと一緒に過ごす時間が長くなるので、想いも大きくなってきます。
子どもたちのこれから未来を支えていくには
児童養護施設で暮らしている子どもたちは、施設を卒園(退所)したあとは、親のことを頼ることは、ほとんどできません。18歳で施設を出たあとは、進学した子も就職した子も自分1人の力で生きていかなければいけない環境に置かれます。
子どもたちの夢と未来を支えていくには、多くの皆様からの現金での支援が必要です。
子どもたちに支援・寄付を考えてくださっている皆さまへ、あなたの寄付・支援が子どもたちの夢や未来を支えます。
今年度のご寄付は2月20日(木)で受付を締切りました。
児童養護施設の子どもたちのためにたくさんの温かいご寄付を賜り誠にありがとうございました。
20日以降の受付に関しては、次年度の受付とさせていただき、次年度に施設を卒園する子どもたちに届けさせていただきます。
<わたしたち現場職員からのお願い>
全国児童養護施設総合寄付サイトでは
高校を卒業と共に施設を出る子どもたちに生活費の支援をしています。
<日本児童養護施設財団からのお願い>
公益財団法人 日本児童養護施設財団は、児童養護施設で暮らす子どもたちが安心して未来へ歩めるよう、寄付や企業・地域の皆さまとともに支援活動を行っています。子どもたちの笑顔と未来を守るため、活動へのご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。
<ご寄付を検討されている方はこちらをクリック>
【寄付】全国児童養護施設 総合寄付サイト(卒園生助成)
全国児童養護施設総合寄付サイトは、全国の児童養護施設や、卒園・退所後の子どもたちを支えるための寄付サイトです。お寄せいただいた寄付は、家賃や生活費など、子どもたちが社会で自立して暮らしていくための支援に役立てられます。
現場の声をもとに、子どもたちに本当に必要な支援を届けています。
【寄付】あしながサンタ
児童養護施設で暮らす子どもたちへクリスマスプレゼントを届ける寄付プロジェクトです。
全国から寄せられたご寄付をもとに、施設の子どもたち一人ひとりへクリスマスプレゼント代を助成し、思い出に残るクリスマスを応援しています。
オレンジの羽事業
◯オレンジの羽根募金
児童養護施設への理解を広げ、子どもたちを応援する全国啓発・募金活動です。
街頭募金や企業・学校との連携を通じて、社会的養護の現状を伝えながら、子どもたちへの継続的な支援の輪を広げています。
◯奨学金事業
児童養護施設で暮らす子どもたちの「学びたい」という想いを、寄付によって支える奨学金事業です。返済不要の奨学金を通して、進学をあきらめることなく、子どもたちが自分の夢や未来に向かって一歩を踏み出せるよう応援しています。
◯卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは、児童養護施設の子どもたちや卒園生の就職を応援する求人サイトです。
子どもたちの背景に理解のある企業の求人を掲載し、自分に合った仕事との出会いを支えています。
求人掲載は無料。掲載を希望する企業も募集しています。(事前審査あり)
◯【開催中】日本子ども未来展
日本子ども未来展は、児童養護施設で暮らす子どもたちの作品を通して、一人ひとりの思いや感性を発信する取り組みです。全国の児童養護施設から寄せられた作品には、子どもたちの夢や希望、自由な発想が込められています。
入館は無料です。心に残った作品がございましたら、「お気持ちの入館料」で応援いただけます。
皆さまからのお気持ちは、子どもたちの未来を支える力につながります。
◯【FM 世田谷】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレントの「はなわ」さんと女優の「岩崎ひろみ」さんがパーソナリティを務めたラジオ番組です。
子どもたちの「ワクワク」をもっと大きく膨らませることをテーマに、子育ての話題などを楽しくお届けしていました。
※現在、放送は終了していますが、過去の放送をアーカイブでお楽しみいただけます。
YouTube(広報事業)
日本児童養護施設財団の公式YouTubeチャンネルでは、全国の児童養護施設への訪問や施設長インタビュー、子どもたちからのメッセージ、財団の活動紹介など、さまざまな動画を公開しています。文章や写真だけでは伝えきれない、児童養護施設の現場の声や財団の取り組みをぜひご覧ください。







































































































































































