児童養護施設ってどんなところ?
児童養護施設について
運営事務局です。
今年の夏の24時間テレビの放送をきっかけに、児童養護施設を初めて知った方や、興味・関心を持った方が多いのではないでしょうか。チャリティーランナーのやす子さんが実際に過ごした施設や体験談を語ってくれていましたが、それが全て同じというわけではありません。現在、全国には610の児童養護施設があり、それぞれの施設で環境や子どもたちの過ごし方は異なっています。
もっと多くの方に児童養護施設について知っていただくことで、子どもたちが抱える悩みや、卒園後の課題についても理解が深まります。そして、その理解が子どもたちを支える大人たちの存在を増やし、子どもたちの未来が明るいものに繋がっていきます。
当ブログを通して、児童養護施設のことをたくさんの方に知っていただけたらと願っております。
児童養護施設のことを知らない人が持つ施設へのイメージとは
「児童養護施設」と聞くと、多くの人が暗いイメージを持っていることが多いです。
子どもたちに対して「家庭のことに触れちゃいけないんじゃないか」や「かわいそう」などのマイナスのイメージが浸透してしまっています。これは、児童養護施設のことを正しく知ってもらえていないことが理由です。
その他に多くの方が抱いているイメージとして、以下のようなものがあります。
・「養護」という言葉が含まれているため、障がいを持った子どもたちが過ごす場所だと思っていた。
これは、「養護学校」(現在は「特別支援学校」)という呼び方が以前使われていたことが関係しています。
かつては「盲学校」「ろう学校」などと区別されていましたが、2007年の法改正により、区分が廃止され、現在は「特別支援学校」と呼ばれています。
・「何か悪いことをしたから施設に入っている。」非行の子どもたちが入る場所だというイメージ。
この誤解は、メディアの取り上げ方にも影響されている部分があります。以前、私が見たある夕方の番組では、児童養護施設の特集が組まれていました。その中で、施設で過ごしている子どもたちを映していたのですが、ちょうど高校生くらいの子がカメラに撮られるのを嫌がり、カメラマンに「撮らないで!」と怒っている場面がありました。また、テレビドラマで犯人役が「児童養護施設の出身」のような取り上げ方をされると、児童養護施設全体のイメージが暗くなり、誤解を招いてしまうと感じています。
児童養護施設を正しく知ってほしい
このブログを読んでくださっている方の中には、お住まいの近くに児童養護施設がある方もいらっしゃるかもしれません。児童養護施設の中には、長年にわたってその地域で運営を続けている施設もあります。長い年月が経つと、建物が老朽化し、修繕が必要になります。しかし、その修繕には多額の費用がかかるため、簡単には進められないことが多いのです。そのため、施設の外観が古く見えることから、暗いイメージを持たれてしまうかもしれません。現在は、家庭環境に近い形で養育を進めていこうと建物の建て替えやリフォームの少しずつ進められていたり、建てられたばかり施設では、見た目は、一般家庭の一軒家のような建物が多いので、施設を訪れた方は「施設のイメージが思っていたのと違っていた」と驚かれることがあります。
皆さんに知っていただきたいのは、建物の見た目とは違い、児童養護施設で生活している子どもたちはとても素晴らしい子どもたちばかりだということです。また、職員の皆さんは、毎日子どもたちのために全力で支援を行っています。施設が持つ本当の姿を理解していただけることを願っています。
子どもたちのこれから未来を支えていくには
子どもたちの夢と未来を支えていくには、多くの皆様からの現金での支援が必要です。
子どもたちに支援・寄付を考えてくださっている皆さまへ、あなたの寄付・支援が子どもたちの夢や未来を支えます。
<わたしたち現場職員からのお願い>
全国児童養護施設総合寄付サイトでは
高校を卒業と共に施設を出る子どもたちに生活費の支援をしています。
子どもたちを支えるためには皆様からの支援がどうしても必要です。
一人ひとりが寄付をすることで、子どもたちの未来を支えることに繋がります。
<個人の方からのご寄付はこちらの画像をクリックしてください>
<企業スポンサーとしてのご寄付はこちらの画像をクリックしてください>
オレンジの羽根募金
児童養護施設の子どもが安心できる社会づくりへ
「オレンジの羽根運動」は、児童養護施設の現場職員が発足した社会活動です。
入所中の子どもたち、卒園する子どもたちにとってより良い社会で生活するために児童養護施設を正しく知っていただき、
共に支える大人の輪をつくることが目的です。
そんな想いで、私たちはこの活動を行なっています。
多くのみなさまへ活動を周知されるご協力をよろしくおねがいします。
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【FM世田谷/放送中】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレント“はなわ”と女優の“岩崎ひろみ” がお届けする『ON AIR もっち~ラジオ』♪” 子どもたちの“ワクワク♪”を、もっと大きく膨らまそう ”をテーマに、“はなわ”と“岩崎ひろみ”が、子育て経験も交えて面白おかしく元気にお届けします!
〈放送日時)毎週日曜日/11:00~11:15
〈パーソナリティ〉はなわ 岩崎ひろみ
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【公開中】Youtubeチャンネル
日本児童養護施設財団のYoutubeチャンネルにて、『もっち〜とあっき〜が行く施設長インタビュー』『応援メッセージ』『ON AIR もっち〜ラジオのアーカイブ』『寄付サイト』のPVが公開中です。チャンネル登録して頂けますと幸いです。
▶︎チャンネルはこちら
【無料掲載】卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは就職を希望する子どもたちの選択肢が広がるように願いを込めて運営している児童養護施設専門の求人サイトです。施設で暮らす若さ溢れる子どもたちを積極的に採用したい企業のみが求人掲載をしているので、これから施設を退所する高校生や一度施設を退所した卒園児が再就職を目指す場合に活用してください。求人情報にある企業の窓口にご連絡をしていただけますと、求人担当から案内を受けることができます。この事業は営利活動ではないため、掲載課金、採用課金、応募課金、オプション課金は一切しておりません。掲載したい企業も随時募集しております。
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【開館中】日本子ども未来展 オンライン美術館
日本子ども未来展は、児童養護施設の子どもたちの豊かな成長を願うと共に、子どもたちが描く絵画を通して日々の生活だけでなく、子どもたちがそれぞれ持つ「夢」や「希望」を自由に表現する事で自分たちの将来について考える「きっかけ」を持ってもらうことを目的に実施しております。是非ご入館してみてください。子どもたちの素敵な感性や表現力の高さを垣間見れるので手を差し伸べたくなると思います。
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【寄付】あしながサンタ
2019年8月に全国の児童養護施設(607施設)へ、クリスマスに関してのアンケート調査を実施しました。アンケート調査により、1施設あたりの子ども1人に対してのクリスマスプレゼント代の平均予算(約3000円)がわかりました。そこで分かったのが、どの施設も子どもたちが施設生活を送る上で、不自由がない生活を送らせるために、クリスマスの予算を、習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに、適切に振り分けられていることがわかりました。ここに私たちがサポートできることがあると考えました。
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地域のスポンサーを必要としております。