児童養護施設の夏休みの過ごし方①〜朝の過ごし方について〜
児童養護施設のことを知るきっかけ
運営事務局です。
「児童養護施設」という言葉は聞いたことあるけれど、実際どういう場所なのか、どんな子どもたちが生活しているかなど、詳しく知らない方がいるのも事実です。これは、決して悪いことではなく、児童養護施設のことを知る「きっかけ」が少ないことが理由の一つです。児童養護施設では、ボランティアを希望する方を全て受け入れることはできません。そのため、児童養護施設で生活している子どもたちや施設を卒園した若者たちの生活や抱えている問題などを知らない方々が多いのです。
私たち財団では、多くの方に児童養護施設の子どもたちのことを知ってもらうために、当ブログで子どもたちの声や施設で働く職員さんから聞いた児童養護施設の課題などを今後も発信してまいりますので、ぜひ、ご覧いただけますと幸いです。
児童養護施設の夏休みの過ごし方について①
7月最終週となり、8月を前に暑さも本格的になってきました。児童養護施設の子どもたちは夏休み真っ只中だと思います。
「夏休みの間は児童養護施設で子どもたちはどのように過ごしているの?」と気になる方が多いと思います。
本日のブログでは、私が施設職員として勤めていた時の夏休みのある1日のエピソードを紹介します。
私が勤めていた施設では、夏休みの朝は「ラジオ体操」を行っていました。
きっと皆さんの近所の公園や学校でも、夏の恒例行事として行われているところがあるのではないでしょうか。
児童養護施設は集団生活のため、長期休みであっても生活リズムが乱れないよう、起床時間は普段と変わりません。ラジオ体操でしっかり体を動かしたあとは、みんなで朝食をいただきます。
朝食後は、生活スペースの掃除の時間です。
「僕が玄関掃除する!」「私は水まきする!」と子どもたちは張り切って役割分担。楽しそうに声を掛け合いながら掃除をしている姿は、とても頼もしく感じました。
ラジオ体操は全員参加ではなく、中高生の中には部活動やアルバイトがある子もいるため、そうした子たちは朝早くから登校・出勤していました。
掃除が終わると、ひと休みを挟んで宿題の時間。
リビングに集まって、学校から出されたワークやプリントを広げ、それぞれ自分で取り組みます。わからない問題があると職員に相談したり、音読の宿題は職員が聞いて音読カードにサインをしたりと、子どもたち一人ひとりに合わせてサポートしていました。
宿題が終わると、子どもたちはお待ちかねの自由時間です。
録画していたアニメを観る子もいれば、ゲームに夢中になる子や、自室でゆっくり漫画を読む子もいます。職員と一緒に外で元気に遊んだり、室内でトランプやボードゲームを楽しむこともあり、それぞれ思い思いの時間を過ごしています。
夏休みのような長期休みは、職員と子どもたちが一緒に過ごせる時間が普段よりも多くなります。私が職員をしていた頃も、この子どもたちとの時間がとても嬉しく、心が温かくなる瞬間でした。
一緒に過ごす時間が増えると、子どもたちが自分の心の内を話してくれることがあります。
「実はこんなことで悩んでいる」「家庭でのことを思い出すとつらい」と、虐待経験や家庭への思いを打ち明けてくれる子もいます。そんな時は、子どもたちの気持ちをしっかり受け止め、少しでも心の重荷を軽くできるよう寄り添いながら支援をしています。
今回は、「夏休みの過ごし方・午前中編」を紹介いたしました。
次回のブログでは、「夏休みの過ごし方・午後〜夜の過ごし方」について紹介いたします。ぜひ、ご覧ください。
<わたしたち現場職員からのお願い>
全国児童養護施設総合寄付サイトでは
高校を卒業して施設を出る子どもたちに生活費の支援を行っています。
一人ひとりが寄付が、子どもたちの未来や夢を叶える選択肢を増やしていきます。
児童養護施設への理解を深め、子どもたちの現状を多くの方々に知っていただくことです。
<日本児童養護施設財団からのお願い>
公益財団法人 日本児童養護施設財団は、児童養護施設で暮らす子どもたちが安心して未来へ歩めるよう、寄付や企業・地域の皆さまとともに支援活動を行っています。子どもたちの笑顔と未来を守るため、活動へのご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。
<ご寄付を検討されている方はこちらをクリック>
【寄付】全国児童養護施設 総合寄付サイト(卒園生助成)
全国児童養護施設総合寄付サイトは、全国の児童養護施設や、卒園・退所後の子どもたちを支えるための寄付サイトです。お寄せいただいた寄付は、家賃や生活費など、子どもたちが社会で自立して暮らしていくための支援に役立てられます。
現場の声をもとに、子どもたちに本当に必要な支援を届けています。
【寄付】あしながサンタ
児童養護施設で暮らす子どもたちへクリスマスプレゼントを届ける寄付プロジェクトです。
全国から寄せられたご寄付をもとに、施設の子どもたち一人ひとりへクリスマスプレゼント代を助成し、思い出に残るクリスマスを応援しています。
オレンジの羽事業
◯オレンジの羽根募金
児童養護施設への理解を広げ、子どもたちを応援する全国啓発・募金活動です。
街頭募金や企業・学校との連携を通じて、社会的養護の現状を伝えながら、子どもたちへの継続的な支援の輪を広げています。
◯奨学金事業
児童養護施設で暮らす子どもたちの「学びたい」という想いを、寄付によって支える奨学金事業です。返済不要の奨学金を通して、進学をあきらめることなく、子どもたちが自分の夢や未来に向かって一歩を踏み出せるよう応援しています。
◯卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは、児童養護施設の子どもたちや卒園生の就職を応援する求人サイトです。
子どもたちの背景に理解のある企業の求人を掲載し、自分に合った仕事との出会いを支えています。
求人掲載は無料。掲載を希望する企業も募集しています。(事前審査あり)
◯【開催中】日本子ども未来展
日本子ども未来展は、児童養護施設で暮らす子どもたちの作品を通して、一人ひとりの思いや感性を発信する取り組みです。全国の児童養護施設から寄せられた作品には、子どもたちの夢や希望、自由な発想が込められています。
入館は無料です。心に残った作品がございましたら、「お気持ちの入館料」で応援いただけます。
皆さまからのお気持ちは、子どもたちの未来を支える力につながります。
◯【FM 世田谷】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレントの「はなわ」さんと女優の「岩崎ひろみ」さんがパーソナリティを務めたラジオ番組です。
子どもたちの「ワクワク」をもっと大きく膨らませることをテーマに、子育ての話題などを楽しくお届けしていました。
※現在、放送は終了していますが、過去の放送をアーカイブでお楽しみいただけます。
YouTube(広報事業)
日本児童養護施設財団の公式YouTubeチャンネルでは、全国の児童養護施設への訪問や施設長インタビュー、子どもたちからのメッセージ、財団の活動紹介など、さまざまな動画を公開しています。文章や写真だけでは伝えきれない、児童養護施設の現場の声や財団の取り組みをぜひご覧ください。





































































































































































