児童養護施設に入所する理由〜虐待だけではありません〜
子どもたちが児童養護施設に来る理由とは
運営事務局です。児童養護施設で暮らしている子どもたちは、どのような理由で入所していると思いますか?
児童養護施設の対象児童は、保護者のない児童、虐待されている児童その他環境上養護を要する児童となります。
多くの方がまず思い浮かべるのは「虐待」かもしれません。
しかし実際には、それだけではなく、さまざまな事情が背景にあります。子ども自身ではどうにもできない環境の問題が理由となることも多くあります。
ここからは、施設につながる主な理由について、いくつかご紹介していきます。
入所理由の割合について
※こども家庭庁「令和4年度 児童養護施設入所児童等調査」より
☑️7割弱を占めている虐待には、言葉や無視による”心理的虐待”、殴る・蹴るといった”身体的虐待”、性的な行為を強要される”性的虐待”、そして衣食住の世話を十分にされない”ネグレクト”などが含まれます。これらは長期間続くことも多く、子どもたちの心身に深い影響を及ぼします。
☑️家庭環境の困難には、保護者の病気や精神的な不調、経済的困窮、親の離婚・別居、家族内の暴力、家に長く誰もいない状態が慢性化しているなど、子どもを安全に育てる環境が維持できなくなったケースが含まれます。また、保護者による育児放棄や子どもへの関心・関わりの欠如も家庭環境の困難にあたります。
☑️子ども自身に関わる事情には、発達上の課題や障害、情緒的な不安定さ、非行傾向、学校不適応など、家庭では十分なケアや対応が難しくなってしまったケースが含まれます。また、保護者との関係が極端に悪化し、家庭での生活継続が困難になった場合も、この項目に該当します。
虐待=すべてではないという誤解
児童養護施設というと「虐待が理由で入所する子が多い」と思われがちですが、すべての子どもに虐待があるわけではありません。
保護者の病気や精神的な不調、離婚や失踪、経済的困難、家に大人がいない時間が長いことなど、家庭の事情で子どもの生活が安定しない場合もあります。また、子ども自身の発達や情緒面の課題により、家庭だけでのケアが難しいケースもあります。
こうした環境から、児童養護施設は家庭が子どもを守りきれない時の“社会のセーフティネット”として役割を果たしています。
子どもたち一人ひとりが異なる背景をもって暮らしていることを、多くの方に知っていただければ幸いです。

<税制優遇・税額控除について>
令和7年4月1日より内閣府公認の公益財団法人となり、同年8月13日に内閣府より税額控除に関する承認をいただけましたことをご報告いたします。
本証明に関する有効期間は以下の通りです。
令和7年8月13日から令和12年8月12日まで
税制優遇は、個人様・法人様ともに申請を行なっていただけます。
税制優遇・税額控除についての詳細は、こちら
<わたしたち現場職員からのお願い>
全国児童養護施設総合寄付サイトでは
高校を卒業して施設を出る子どもたちに生活費の支援を行っています。
一人ひとりの寄付が、子どもたちの未来や夢を叶える選択肢を増やしていきます。
そして児童養護施設への理解を深め、子どもたちの現状を多くの方々に知っていただくことです。
<日本児童養護施設財団からのお願い>
公益財団法人 日本児童養護施設財団は、児童養護施設で暮らす子どもたちが安心して未来へ歩めるよう、寄付や企業・地域の皆さまとともに支援活動を行っています。子どもたちの笑顔と未来を守るため、活動へのご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。
<ご寄付を検討されている方はこちらをクリック>
【寄付】全国児童養護施設 総合寄付サイト(卒園生助成)
全国児童養護施設総合寄付サイトは、全国の児童養護施設や、卒園・退所後の子どもたちを支えるための寄付サイトです。お寄せいただいた寄付は、家賃や生活費など、子どもたちが社会で自立して暮らしていくための支援に役立てられます。
現場の声をもとに、子どもたちに本当に必要な支援を届けています。
【寄付】あしながサンタ
児童養護施設で暮らす子どもたちへクリスマスプレゼントを届ける寄付プロジェクトです。
全国から寄せられたご寄付をもとに、施設の子どもたち一人ひとりへクリスマスプレゼント代を助成し、思い出に残るクリスマスを応援しています。
オレンジの羽事業
◯オレンジの羽根募金
児童養護施設への理解を広げ、子どもたちを応援する全国啓発・募金活動です。
街頭募金や企業・学校との連携を通じて、社会的養護の現状を伝えながら、子どもたちへの継続的な支援の輪を広げています。
◯奨学金事業
児童養護施設で暮らす子どもたちの「学びたい」という想いを、寄付によって支える奨学金事業です。返済不要の奨学金を通して、進学をあきらめることなく、子どもたちが自分の夢や未来に向かって一歩を踏み出せるよう応援しています。
◯卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは、児童養護施設の子どもたちや卒園生の就職を応援する求人サイトです。
子どもたちの背景に理解のある企業の求人を掲載し、自分に合った仕事との出会いを支えています。
求人掲載は無料。掲載を希望する企業も募集しています。(事前審査あり)
◯【開催中】日本子ども未来展
日本子ども未来展は、児童養護施設で暮らす子どもたちの作品を通して、一人ひとりの思いや感性を発信する取り組みです。全国の児童養護施設から寄せられた作品には、子どもたちの夢や希望、自由な発想が込められています。
入館は無料です。心に残った作品がございましたら、「お気持ちの入館料」で応援いただけます。
皆さまからのお気持ちは、子どもたちの未来を支える力につながります。
◯【FM 世田谷】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレントの「はなわ」さんと女優の「岩崎ひろみ」さんがパーソナリティを務めたラジオ番組です。
子どもたちの「ワクワク」をもっと大きく膨らませることをテーマに、子育ての話題などを楽しくお届けしていました。
※現在、放送は終了していますが、過去の放送をアーカイブでお楽しみいただけます。
YouTube(広報事業)
日本児童養護施設財団の公式YouTubeチャンネルでは、全国の児童養護施設への訪問や施設長インタビュー、子どもたちからのメッセージ、財団の活動紹介など、さまざまな動画を公開しています。文章や写真だけでは伝えきれない、児童養護施設の現場の声や財団の取り組みをぜひご覧ください。






































































































































































