児童養護施設を退所した後の進路。困難にも挑戦しようと決断したKくん
運営事務局です。
いつも温かいご支援・ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
私たち全国児童養護施設 総合寄付サイト運営スタッフは、児童養護養護施設の子どもたちが自分の生い立ちを理由に、「夢」や「目標」を諦めることが無いよう、また安心して自立の日が迎えられるよう、本当に必要な支援が届けるために、引き続き活動して参ります。
応募受付・書類提出開始
9月5日に、就職を希望する高校生の企業への応募書類の提出が始まりました。
地域による例外も一部ありますが、基本的には9月5日に全国一斉にスタートします。
当時、児童養護施設で暮らしていたKくんも、自分の進路を「就職」と決めていた一人でした。Kくんには、以前から目指している業種がありました。今日のブログでは、当時のKくんの進路選択の様子をお話しさせていただきます。
「大変でも、やってみたい」
当時、児童養護施設に勤務していた私は、その日は宿直でした。
日中はどうしても小学生など、年齢が低い子どもたちに関わる時間が多くなるので、21時を過ぎた頃に、Kくんと進路について話をしました。
私が「希望の進路だと、地元からかなり離れることになるけど、大丈夫そう?」と尋ねると、Kくんは「正直、不安はあるし、初めてのことだからイメージできていないこともあるよ。でも、自分で決めた目標だから頑張りたい」と言っていました。
Kくんは興味のある業種がありましたが、この地域にはそういった求人はなく、都市部へ移り住む必要がありました。施設を卒園して、知らない土地で暮らし、新卒で仕事を覚えながら自分の生活を整える必要があります。家賃や生活費をやりくりし、新しい人間関係もつくっていかなければなりません。
それまで暮らしてきた地域を離れれば、困ったときに、これまで関わってきた人にすぐ相談することも難しくなります。私は正直、「本当に大丈夫なのだろうか」という心配がありました。
それでもKくんは、「大変だから、やめておこう」ではなく、「大変かもしれない。でも、やってみたい」と、自分が挑戦したい道を選びました。
Kくんはその後も、自分の考えをいろいろ話してくれました。小学生の頃からKくんを見てきたので、彼の成長に驚かされたことを今でも覚えています。
自分で選ぶ。でも、一人ですべてを背負うわけではない
児童養護施設で暮らす子どもたちは、さまざまな家庭環境や経験を抱えています。
虐待など、子ども自身には責任のない経験をしてきた子どももいます。
だから、「卒園した後の人生も社会がすべて支えてあげよう」という話ではありません。
今回、仕事を選ぶのも、その仕事に向かって努力するのも、Kくん自身です。
自分の人生だからこそ、自分で考え、自分で選んでいくことは必要です。
でも、「自分で選んだのだから、あとは一人で頑張って」とすることが、本当の自立なのか?と問われると、私は少し違うのではないかと思います。
私たち大人でさえ、どれだけ準備をしていても失敗することはあります。
仕事で悩むこともあれば、生活の中で困ることもあります。自分一人で解決できない問題に直面することだってあります。そんなとき、誰かに相談したり、教えてもらったり、助けてもらったりしながら生きています。
だからこそ、全国児童養護施設総合寄付サイトでは、児童養護施設を卒園する子どもたちが「夢」や「目標」に挑戦できるよう、そして、たとえ失敗したとしても、また立ち上がれるような社会を目指して活動を続けています。

<税制優遇・税額控除について>
令和7年4月1日より内閣府公認の公益財団法人となり、同年8月13日に内閣府より税額控除に関する承認をいただけましたことをご報告いたします。
本証明に関する有効期間は以下の通りです。
令和7年8月13日から令和12年8月12日まで
税制優遇は、個人様・法人様ともに申請を行なっていただけます。
税制優遇・税額控除についての詳細は、こちら
<わたしたち現場職員からのお願い>
全国児童養護施設総合寄付サイトでは
高校を卒業と共に施設を出る子どもたちに生活費の支援をしています。
子どもたちを支えるためには皆様からの支援が必要です。
2027年3月に児童養護施設を卒園し、社会に巣立つ子どもたちのための「全国児童養護施設総合寄付サイト」の
ご寄付受付締切は、2027年2月20日までとなっております。
<日本児童養護施設財団からのお願い>
公益財団法人 日本児童養護施設財団は、児童養護施設で暮らす子どもたちが安心して未来へ歩めるよう、寄付や企業・地域の皆さまとともに支援活動を行っています。子どもたちの笑顔と未来を守るため、活動へのご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。
<ご寄付を検討されている方はこちらをクリック>
【寄付】全国児童養護施設 総合寄付サイト(卒園生助成)
全国児童養護施設総合寄付サイトは、全国の児童養護施設や、卒園・退所後の子どもたちを支えるための寄付サイトです。お寄せいただいた寄付は、家賃や生活費など、子どもたちが社会で自立して暮らしていくための支援に役立てられます。
現場の声をもとに、子どもたちに本当に必要な支援を届けています。
【寄付】あしながサンタ
児童養護施設で暮らす子どもたちへクリスマスプレゼントを届ける寄付プロジェクトです。
全国から寄せられたご寄付をもとに、施設の子どもたち一人ひとりへクリスマスプレゼント代を助成し、思い出に残るクリスマスを応援しています。
オレンジの羽事業
◯オレンジの羽根募金
児童養護施設への理解を広げ、子どもたちを応援する全国啓発・募金活動です。
街頭募金や企業・学校との連携を通じて、社会的養護の現状を伝えながら、子どもたちへの継続的な支援の輪を広げています。
◯奨学金事業
児童養護施設で暮らす子どもたちの「学びたい」という想いを、寄付によって支える奨学金事業です。返済不要の奨学金を通して、進学をあきらめることなく、子どもたちが自分の夢や未来に向かって一歩を踏み出せるよう応援しています。
◯卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは、児童養護施設の子どもたちや卒園生の就職を応援する求人サイトです。
子どもたちの背景に理解のある企業の求人を掲載し、自分に合った仕事との出会いを支えています。
求人掲載は無料。掲載を希望する企業も募集しています。(事前審査あり)
◯【開催中】日本子ども未来展
日本子ども未来展は、児童養護施設で暮らす子どもたちの作品を通して、一人ひとりの思いや感性を発信する取り組みです。全国の児童養護施設から寄せられた作品には、子どもたちの夢や希望、自由な発想が込められています。
入館は無料です。心に残った作品がございましたら、「お気持ちの入館料」で応援いただけます。
皆さまからのお気持ちは、子どもたちの未来を支える力につながります。
◯【FM 世田谷】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレントの「はなわ」さんと女優の「岩崎ひろみ」さんがパーソナリティを務めたラジオ番組です。
子どもたちの「ワクワク」をもっと大きく膨らませることをテーマに、子育ての話題などを楽しくお届けしていました。
※現在、放送は終了していますが、過去の放送をアーカイブでお楽しみいただけます。
YouTube(広報事業)
日本児童養護施設財団の公式YouTubeチャンネルでは、全国の児童養護施設への訪問や施設長インタビュー、子どもたちからのメッセージ、財団の活動紹介など、さまざまな動画を公開しています。文章や写真だけでは伝えきれない、児童養護施設の現場の声や財団の取り組みをぜひご覧ください。





































































































































































