児童養護施設の子どもたちに必要とされている『ケア』とは③
児童養護施設で行う4つのケアとは
運営事務局です。
先日のブログで児童養護施設の子どもたちへのケア「インケア」についてお話しました。
まだ、ご覧いただけていない方は、ぜひ下記URLよりご覧ください!
【アドミッションケア】とは
https://leavehome.org/childcarefacility/18180/
【インケア】とは
https://leavehome.org/childcarefacility/18292/
本日のブログでは、「リービングケア」と「アフターケア」の2つのケアについて
ご紹介いたします。
リービングケアとは
リービングケアとは、児童養護施設を卒園(退所)する前の準備期間に行う支援のことを指します。
児童養護施設を卒園後、進学や就職で自立した生活を送る子どもたちは、卒園後の生活を見据えて準備を進めます。
施設によっては、施設内の一室などを利用して一人暮らしの生活をイメージしやすくするための期間を設け、一人暮らしの練習を行います。
自分で毎日寝起きをし、平日は学校があるため朝食とお弁当を用意して登校します。学校がない休日には、アルバイトに行くこともあります。
一人暮らしの練習なので、毎日の食事の準備も自分で行います。施設側が用意した予算内で必要な買い物をすることや、光熱費がどのくらいかかるかなども、施設を出る前に練習・準備を行うことで、一人暮らしの生活に備えます。
「そこまでするの?」と感じる方もいるかもしれませんが、施設を卒園した後は、親を頼ることができません。施設職員も子どもたちが困った時にすぐ駆けつけてあげることができない場合もあります。そのため、子どもたちが困ることがないように、事前にさまざまな準備を行います。
アフターケアとは
アフターケアとは、児童養護施設を卒園(退所)した子どもたちへ行う支援のことを指します。
児童養護施設の子どもたちは、卒園(退所)した後、多くが進学や就職で一人暮らしを始めます。
子どもたちが生活や学校・仕事で困った時に相談に乗り、一緒に解決していけるように、子どもたちと共に準備を進めていきます。
子どもたちが抱える悩み・問題について
一人暮らしが始まった子どもたちの中で、困りごとや実際にあったトラブルとしてあったものが
・ゴミの分別の仕方がわからない。
・市役所に出す書類をどうしていいかわからない。
・学校や仕事に行きたくない、休んでしまった
・怪我をしたり病気になってしまった
・お金がない、支払いができない
が、主に挙げられています。
中でも「金銭面の問題」が多いです。
児童養護施設で生活している子どもたちは、辛い体験をしてきています。
児童養護施設を卒園(退所)したあとは、ほとんどの子が親を頼ることが出来ません。
4月からは1人暮らしを始める子が多く、進学や就職の道に進んだ子どもたちは、自分で生計を立て、身の回りのこともすべて自分で行わなければなりません。
病気や怪我で働けなくなると、収入が減ってしまい、家賃や生活費に困ることになります。貯金がない場合、消費者金融から借金をしてしまう子どももいます。その結果、返済ができなくなり、生活保護を受けることになったケースもあります。
子どもたちの未来を支えていくには
子どもたちの未来を支えていくには、多くの皆様からの現金での支援が必要です。
子どもたちに支援・寄付を考えてくださっている皆さまへ、あなたの寄付・支援が子どもたちの夢や未来を支えます。
いま、子どもたちに必要なものは「現金での支援」です。
一人ひとりが子どもたちに現金での支援をしてくださることで、子どもたちが未来に夢と希望を持つことが出来ます。
子どもたちがつまづいた時に支えることができるのは私たち大人の存在です。
どうか、私たちにお力をお貸しください。
<わたしたち現場職員からのお願い>
全国児童養護施設総合寄付サイトでは
高校を卒業と共に施設を出る子どもたちに生活費の支援をしています。
子どもたちを支えるためには皆様からの支援がどうしても必要です。
一人ひとりが寄付をすることで、子どもたちの未来を支えることに繋がります。
<個人の方からのご寄付はこちらの画像をクリックしてください>
<企業スポンサーとしてのご寄付はこちらの画像をクリックしてください>
オレンジの羽根募金
児童養護施設の子どもが安心できる社会づくりへ
「オレンジの羽根運動」は、児童養護施設の現場職員が発足した社会活動です。
入所中の子どもたち、卒園する子どもたちにとってより良い社会で生活するために児童養護施設を正しく知っていただき、
共に支える大人の輪をつくることが目的です。
そんな想いで、私たちはこの活動を行なっています。
多くのみなさまへ活動を周知されるご協力をよろしくおねがいします。
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【FM世田谷/放送中】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレント“はなわ”と女優の“岩崎ひろみ” がお届けする『ON AIR もっち~ラジオ』♪” 子どもたちの“ワクワク♪”を、もっと大きく膨らまそう ”をテーマに、“はなわ”と“岩崎ひろみ”が、子育て経験も交えて面白おかしく元気にお届けします!
〈放送日時)毎週日曜日/11:00~11:15
〈パーソナリティ〉はなわ 岩崎ひろみ
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【公開中】Youtubeチャンネル
日本児童養護施設財団のYoutubeチャンネルにて、『もっち〜とあっき〜が行く施設長インタビュー』『応援メッセージ』『ON AIR もっち〜ラジオのアーカイブ』『寄付サイト』のPVが公開中です。チャンネル登録して頂けますと幸いです。
▶︎チャンネルはこちら
【無料掲載】卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは就職を希望する子どもたちの選択肢が広がるように願いを込めて運営している児童養護施設専門の求人サイトです。施設で暮らす若さ溢れる子どもたちを積極的に採用したい企業のみが求人掲載をしているので、これから施設を退所する高校生や一度施設を退所した卒園児が再就職を目指す場合に活用してください。求人情報にある企業の窓口にご連絡をしていただけますと、求人担当から案内を受けることができます。この事業は営利活動ではないため、掲載課金、採用課金、応募課金、オプション課金は一切しておりません。掲載したい企業も随時募集しております。
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【開館中】日本子ども未来展 オンライン美術館
日本子ども未来展は、児童養護施設の子どもたちの豊かな成長を願うと共に、子どもたちが描く絵画を通して日々の生活だけでなく、子どもたちがそれぞれ持つ「夢」や「希望」を自由に表現する事で自分たちの将来について考える「きっかけ」を持ってもらうことを目的に実施しております。是非ご入館してみてください。子どもたちの素敵な感性や表現力の高さを垣間見れるので手を差し伸べたくなると思います。
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【寄付】あしながサンタ
2019年8月に全国の児童養護施設(607施設)へ、クリスマスに関してのアンケート調査を実施しました。アンケート調査により、1施設あたりの子ども1人に対してのクリスマスプレゼント代の平均予算(約3000円)がわかりました。そこで分かったのが、どの施設も子どもたちが施設生活を送る上で、不自由がない生活を送らせるために、クリスマスの予算を、習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに、適切に振り分けられていることがわかりました。ここに私たちがサポートできることがあると考えました。
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地域のスポンサーを必要としております。