児童養護施設の子どもたちの学校行事について
児童養護施設で暮らす子どもたちの「声」を聞いてください
運営事務局です。
全国児童養護施設総合寄付サイトのブログでは、児童養護施設の子どもたちの現状をお伝えしています。このブログを通して、児童養護施設の子どもたちのことを正しく知ってほしいです。児童養護施設の現状を多くの方に正しく知ってもらうことで、児童養護施設で暮らす子どもたちや施設を卒園し、社会で暮らす若者たちのことを支える大人の輪が広がっていきます。
本日のブログでは、「児童養護施設で暮らす子どもたちの学校行事と施設職員さんとの関わりについて」紹介いたします。
児童養護施設で暮らす子どもたちの学校行事について
児童養護施設で暮らす子どもたちにとって、施設は「もう一つの家」のような存在です。親と離れて生活しながら、将来の自立に向けて日々を過ごしています。
子どもたちは毎日、施設から学校に通っています。学校では、一年を通してさまざまな行事があります。入学式や卒業式といった節目の行事をはじめ、授業参観や運動会、マラソン大会、合唱祭など、こうした行事には、職員が保護者の代わりとして参加することが多いです。
地域によっては、各学年に1クラスしかない学校もあり、同じ施設で暮らす子どもたちが同じクラスになることもあります。そのため、それぞれの担当職員が分担して参加する形になります。
子どもたちも、親が来られないことを事前に理解した上で、職員と一緒に行事に臨みます。入学したばかりの頃は、クラスの友達から「あの人がお父さん?お母さん?」と聞かれて戸惑うこともあります。また、高校生の中には、自分が施設で暮らしていることを知られたくなくて、周囲に打ち明けない子もいます。高校生のBくんは「施設で暮らしてるって知られたら、仲間外れにされるんじゃないかって不安だった。同情もされたくなくて、自分はみんなと違うんだって感じたことがあったから。」と話してくれたことがありました。
そんな子どもたちの学校生活の中から、本日は、ひとつ心に残っているエピソードを紹介します。
運動会で親子競技の種目がある小学校がありました。その年は、子どもと親が一緒に競技を行い、手を繋いで走ってゴールを目指すものでした。施設で暮らすAちゃんは、親が参加することが出来なかったので、代わりに担当職員が参加をしました。Aちゃんは張り切っており「絶対1位になりたいから、頑張ろうね!」と参加する職員を励ましてくれるほどでした。
運動会当日。徒競走や綱引き、ソーラン節の演舞など、いろいろな種目で子どもたちも一生懸命に取り組んでいました。
親子競技は午後の種目だったので、お昼休憩の時間にAちゃんは、担当職員さんに「ドキドキするけど、転ばないように頑張るから、先生も頑張ってね!」と声をかけてくれました。
そして、親子競技の時間になりました。Aちゃんの組のレースとなり、スタート同時に1番で走ってくるAちゃん。職員さんと手を繋ぎ、1番でゴールすることができました。1番でゴールできたことに大喜びのAちゃん。「ありがとう!嬉しい!」とお礼を伝えてくれました。

Aちゃんはその日の夜。職員さんに「今日は来てくれてありがとう、一緒に走ってくれて嬉しかった」と伝えてくれました。
児童養護施設の子どもたちは、さまざまな家庭の事情があり、児童養護施設で生活をしています。親と離れて暮らす寂しさを抱えている子も多いです。
児童養護施設の職員さんは、親になることはできませんが、親の代わりとして、子どもたちの成長に関わり、日々支援を行っています。
<税制優遇・税額控除について>
令和7年4月1日より内閣府公認の公益財団法人となり、同年8月13日に内閣府より税額控除に関する承認をいただけましたことをご報告いたします。
本証明に関する有効期間は以下の通りです。
令和7年8月13日から令和12年8月12日まで
税制優遇は、個人様・法人様ともに申請を行なっていただけます。
税制優遇・税額控除についての詳細は、こちら
<わたしたち現場職員からのお願い>
全国児童養護施設総合寄付サイトでは
高校を卒業して施設を出る子どもたちに生活費の支援を行っています。
一人ひとりの寄付が、子どもたちの未来や夢を叶える選択肢を増やしていきます。
そして児童養護施設への理解を深め、子どもたちの現状を多くの方々に知っていただくことです。
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オレンジの羽根募金
児童養護施設の子どもが安心できる社会づくりへ
「オレンジの羽根運動」は、児童養護施設の現場職員が発足した社会活動です。
入所中の子どもたち、卒園する子どもたちにとってより良い社会で生活するために児童養護施設を正しく知っていただき、
共に支える大人の輪をつくることが目的です。
そんな想いで、私たちはこの活動を行なっています。
多くのみなさまへ活動を周知されるご協力をよろしくおねがいします。
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【FM世田谷/放送中】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ

お笑いタレント“はなわ”と女優の“岩崎ひろみ” がお届けする『ON AIR もっち~ラジオ』♪” 子どもたちの“ワクワク♪”を、もっと大きく膨らまそう ”をテーマに、“はなわ”と“岩崎ひろみ”が、子育て経験も交えて面白おかしく元気にお届けします!
〈放送日時)毎週日曜日/11:00~11:15
〈パーソナリティ〉はなわ 岩崎ひろみ
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【公開中】Youtubeチャンネル

日本児童養護施設財団のYoutubeチャンネルにて、『もっち〜とあっき〜が行く施設長インタビュー』『応援メッセージ』『ON AIR もっち〜ラジオのアーカイブ』『寄付サイト』のPVが公開中です。チャンネル登録して頂けますと幸いです。
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【無料掲載】卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは就職を希望する子どもたちの選択肢が広がるように願いを込めて運営している児童養護施設専門の求人サイトです。施設で暮らす若さ溢れる子どもたちを積極的に採用したい企業のみが求人掲載をしているので、これから施設を退所する高校生や一度施設を退所した卒園児が再就職を目指す場合に活用してください。求人情報にある企業の窓口にご連絡をしていただけますと、求人担当から案内を受けることができます。この事業は営利活動ではないため、掲載課金、採用課金、応募課金、オプション課金は一切しておりません。掲載したい企業も随時募集しております。
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【開館中】日本子ども未来展 オンライン美術館
日本子ども未来展は、児童養護施設の子どもたちの豊かな成長を願うと共に、子どもたちが描く絵画を通して日々の生活だけでなく、子どもたちがそれぞれ持つ「夢」や「希望」を自由に表現する事で自分たちの将来について考える「きっかけ」を持ってもらうことを目的に実施しております。是非ご入館してみてください。子どもたちの素敵な感性や表現力の高さを垣間見れるので手を差し伸べたくなると思います。
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【寄付】あしながサンタ
2019年8月に全国の児童養護施設(607施設)へ、クリスマスに関してのアンケート調査を実施しました。アンケート調査により、1施設あたりの子ども1人に対してのクリスマスプレゼント代の平均予算(約3000円)がわかりました。そこで分かったのが、どの施設も子どもたちが施設生活を送る上で、不自由がない生活を送らせるために、クリスマスの予算を、習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに、適切に振り分けられていることがわかりました。ここに私たちがサポートできることがあると考えました。
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