みなさんは、子ども達がどのようにして
児童養護施設に入所してくるのかご存じだろうか。
基本的には家庭から、そのまま児童養護施設に入所する前にまず
虐待の疑いや事実があると学校や病院・189などを通して各機関に通報などがあり
特に緊急を要するケースだと判断された場合、その子どもは一時保護所という場所に預けられる。
そのうち、家庭に戻ったり、裁判になったり、入所したりする子どもは約6割程度とも言われている。
しかし、そこで家庭復帰が難しいと判断された子どもたちは、親と離れて暮らすことになる。
そのうち、現在8割くらいの子どもは児童養護施設などで暮らすことになり、2割が里親家庭で暮らす。
児童福祉施設にも様々な形があるが、この中でもっとも多くの子どもがいるのが児童養護施設である。
日本では諸外国と比べると、里親の比率が低い。その理由としては、そもそも里親に関して社会の認知が低い事や里親に預けられるのを実親が拒否するケース。など様々な理由がある。
本来であれば子どもにとってベストな選択肢が常に提供されている状態が理想だが
必ずしもそうなりえない現状も現在の日本の児童福祉業界の1つの問題なのです。