児童養護施設で生活する子どもたちの思い
児童養護施設の子どもたちのことを知ってほしい
運営事務局です。
本日のブログでは、児童養護施設で生活している子どもたちの親に対する思いを紹介します。
全国の児童養護施設の現状について
全国には、約610ヶ所の児童養護施設があり、約23,000人の子どもたちが生活をしています。
令和4年3月末時点では、児童相談所への虐待相談件数が、21万9170件あったとこがわかっています。
また、令和4年度の虐待によって死亡した子どもの事例は、全国で56人という結果が出ています。
児童虐待とは
児童養護施設の子どもたちは様々な理由で生活をしています。
主な理由は「児童虐待」です。他にも、両親の病死、入院や収監なども挙げられます。
「児童虐待」と聞いて、一般的に「叩く・蹴る」などの身体的虐待を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
児童虐待は下記の4つに分類されています。
【こども家庭庁HPより画像引用】https://kodomoshien.cfa.go.jp/no-gyakutai/#campaign
子どもたちの親に対する思い
親から虐待を受けた子どもたちは、さまざまな思いを抱えています。
「家に帰りたくない」「親にはもう会いたくないし、今後も関わりたくない」 「私が悪かったから、ママとパパに謝ってお家に帰りたい」
「いい子になるから、帰りたい」 「ママやパパは怒るけれど、それでも大好きだから、お家がいい」
これらは、私が施設職員として担当していた子どもたちから実際に聞いた声です。虐待による辛い経験をしながらも、親を求める子どもがいる一方で、親自身が子どもの養育を拒否しているケースも少なくありません。そのような場合、子どもは家庭に戻ることができず、施設での生活を続けざるを得なくなります。
また、一度家庭に戻された後、再び親から虐待を受け、児童相談所に保護されて再度施設に入ることもあります。このとき、必ずしも以前生活していた施設に戻れるわけではなく、空き状況に応じて新しく生活する施設が決定されます。親の虐待によって、子どもたちの生活環境が次々と変わり、安心できる場所を失ってしまうのです。
子どもたちの未来を支えていくには
児童養護施設で生活している子どもたちは、高校卒業(原則18)で施設を卒園(退所)します。
児童養護施設を卒園した子どもたちは、親を頼ることはほとんどできません。
施設を出た後は自立を強いられることになり、自分の力で生計を立てて生きていかなければならないという環境に置かれます。
子どもたちは「金銭面の問題」が一番大きな壁になっています。
子どもたちの夢と未来を支えていくには、多くの皆様からの現金での支援が必要です。
子どもたちに支援・寄付を考えてくださっている皆さまへ、あなたの寄付・支援が子どもたちの夢や未来を支えます。
<わたしたち現場職員からのお願い>
全国児童養護施設総合寄付サイトでは
高校を卒業と共に施設を出る子どもたちに生活費の支援をしています。
子どもたちを支えるためには皆様からの支援がどうしても必要です。
一人ひとりが寄付をすることで、子どもたちの未来を支えることに繋がります。
<個人の方からのご寄付はこちらの画像をクリックしてください>
<企業スポンサーとしてのご寄付はこちらの画像をクリックしてください>
オレンジの羽根募金
児童養護施設の子どもが安心できる社会づくりへ
「オレンジの羽根運動」は、児童養護施設の現場職員が発足した社会活動です。
入所中の子どもたち、卒園する子どもたちにとってより良い社会で生活するために児童養護施設を正しく知っていただき、
共に支える大人の輪をつくることが目的です。
そんな想いで、私たちはこの活動を行なっています。
多くのみなさまへ活動を周知されるご協力をよろしくおねがいします。
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【FM世田谷/放送中】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレント“はなわ”と女優の“岩崎ひろみ” がお届けする『ON AIR もっち~ラジオ』♪” 子どもたちの“ワクワク♪”を、もっと大きく膨らまそう ”をテーマに、“はなわ”と“岩崎ひろみ”が、子育て経験も交えて面白おかしく元気にお届けします!
〈放送日時)毎週日曜日/11:00~11:15
〈パーソナリティ〉はなわ 岩崎ひろみ
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【公開中】Youtubeチャンネル
日本児童養護施設財団のYoutubeチャンネルにて、『もっち〜とあっき〜が行く施設長インタビュー』『応援メッセージ』『ON AIR もっち〜ラジオのアーカイブ』『寄付サイト』のPVが公開中です。チャンネル登録して頂けますと幸いです。
▶︎チャンネルはこちら
【無料掲載】卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは就職を希望する子どもたちの選択肢が広がるように願いを込めて運営している児童養護施設専門の求人サイトです。施設で暮らす若さ溢れる子どもたちを積極的に採用したい企業のみが求人掲載をしているので、これから施設を退所する高校生や一度施設を退所した卒園児が再就職を目指す場合に活用してください。求人情報にある企業の窓口にご連絡をしていただけますと、求人担当から案内を受けることができます。この事業は営利活動ではないため、掲載課金、採用課金、応募課金、オプション課金は一切しておりません。掲載したい企業も随時募集しております。
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【開館中】日本子ども未来展 オンライン美術館
日本子ども未来展は、児童養護施設の子どもたちの豊かな成長を願うと共に、子どもたちが描く絵画を通して日々の生活だけでなく、子どもたちがそれぞれ持つ「夢」や「希望」を自由に表現する事で自分たちの将来について考える「きっかけ」を持ってもらうことを目的に実施しております。是非ご入館してみてください。子どもたちの素敵な感性や表現力の高さを垣間見れるので手を差し伸べたくなると思います。
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【寄付】あしながサンタ
2019年8月に全国の児童養護施設(607施設)へ、クリスマスに関してのアンケート調査を実施しました。アンケート調査により、1施設あたりの子ども1人に対してのクリスマスプレゼント代の平均予算(約3000円)がわかりました。そこで分かったのが、どの施設も子どもたちが施設生活を送る上で、不自由がない生活を送らせるために、クリスマスの予算を、習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに、適切に振り分けられていることがわかりました。ここに私たちがサポートできることがあると考えました。
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地域のスポンサーを必要としております。