赤ちゃんポストの設置構想について
赤ちゃんポストと言う言葉をご存知の方は多いと思いますが、知らない方にも知って欲しいことなので、簡単に説明させて頂きますね。
赤ちゃんポストとは「様々に事情で育てられない赤ちゃんを親が匿名で預けることができる窓口のこと」です。
育児に行き詰まった親による虐待や中絶、出産後の遺棄を防ぐために、日本では 2007 年に熊本県慈恵病院に「こうのとりのゆりかご」という名称で日本で初めて設置されました。
赤ちゃんポストに関しては様々な意見があり賛否も多くあります。ただ、今年の3月までに161人が保護されているので、161人の尊い命がこの世に存在し、その子は自分の人生を生きているという現実があるのは確かです。
今、この赤ちゃんポストが2024年の秋に東京都に設置されるという構想が挙がっています。赤ちゃんポストという名前が広く伝わっているだけに、これが日本で2ヶ所目になるかもということは知らない方も多くいるのではないかと思います。
ただ、この構想に関して、赤ちゃんポストの設置だけにフォーカスを当てるだけでは終わってはいけないと強く思っています。もちろん、子どもたちの為に是非を議論することは必要ですが、それに関わる課題も同時に解決していくことが絶対に必要です!
そもそも、何故赤ちゃんポストが必要なのか、そして、必要でなくなる為にはどうすれば良いのか。
目の前の子どもたちを助けることが絶対に必要であることは前提に、これから生まれてくる子どもたちの未来を守る為に、どうか一緒に考えてください。
例えば、赤ちゃんポストに関しては「性教育」の必要性が挙げられると思いますし、望まぬ妊娠ということになれば、女性側が問題を抱え、対処しなければいけない現状なのだと思います。これは男性も同様に責任を負うべきです。
赤ちゃんポストに預けた後は出自の問題や公的に保護する場所やその後の養育を保障する体制が必要です。そして虐待に関しては貧困が大きな理由になることもあります。
「政治家が何もしない」「親に問題がある」などと言ってしまうと解決にはならないので、私たち一人ひとりが考え、社会全体で子どもたちを守り・養育していく形を作っていきましょう!!!
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日本子ども未来展は、児童養護施設の子どもたちの豊かな成長を願うと共に、子どもたちが描く絵画を通して日々の生活だけでなく、子どもたちがそれぞれ持つ「夢」や「希望」を自由に表現する事で自分たちの将来について考える「きっかけ」を持ってもらうことを目的に実施しております。是非ご入館してみてください。子どもたちの素敵な感性や表現力の高さを垣間見れるので手を差し伸べたくなると思います。
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2019年8月に全国の児童養護施設(607施設)へ、クリスマスに関してのアンケート調査を実施しました。アンケート調査により、1施設あたりの子ども1人に対してのクリスマスプレゼント代の平均予算(約3000円)がわかりました。そこで分かったのが、どの施設も子どもたちが施設生活を送る上で、不自由がない生活を送らせるために、クリスマスの予算を、習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに、適切に振り分けられていることがわかりました。ここに私たちがサポートできることがあると考えました。
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