児童虐待について知るきっかけに
児童虐待について多くの方に知ってほしい
現在、児童虐待に関する相談対応件数は依然として増加傾向にあり、特に子どもの生命が奪われるなどの重大な事件が後を絶たず、児童虐待は社会全体で解決すべき重要な問題となっています。
児童虐待防止推進月間とは
毎年11月を「児童虐待防止推進月間」と定め、家庭や学校、地域等の社会全般にわたり、児童虐待問題に対する深い関心と理解を得ることができるよう、関係機関・団体等の協力を得て、期間中に児童虐待防止のための広報・啓発活動など様々な取組を集中的に実施しています。
この機会に多くの方に児童虐待について、児童養護施設で暮らす子どもたちと施設を卒園し、社会に巣立つ子どもたちが抱える悩みについて、知るきっかけにしていただけたら幸いです。
11月は児童虐待防止推進月間なので、児童虐待のことや施設で暮らす子どもたちの声、社会に巣立つ子どもたちの問題や現状などをお伝えしていきます。
児童虐待について
「児童虐待」と聞いて、皆さんどんなことを思い浮かべますか?
ニュースで取り上げられることが多いものは、叩く、蹴るなどの「身体的虐待」や食事を与えないなどの「ネグレクト」です。
その他の虐待行為をして、下記の4つに分類されています。

【こども家庭庁HPより画像引用】https://kodomoshien.cfa.go.jp/no-gyakutai/#campaign
児童養護施設に入所してからの子どもたち
親などからの虐待を受け、児童相談所に保護をされ、児童養護施設での生活が始まったから「もう大丈夫」というわけではありません。ほとんどの子どもたちは、高校卒業の18歳まで施設で暮らし、施設を巣立ち一人暮らしをしていきます。子どもたちは、親から虐待を受けてきたため、社会に出た後は、親を頼ることはできません。そのため、困った時に一人で抱え込んでしまうことがあるのです。
一人で抱え込んでしまう理由として、「相談出来る職員さんが退職してしまっている」「怒られると思い相談しにくい」が理由として挙げられます。また、携帯電話の支払いが滞り、携帯電話が止まってしまったり、地方から上京してきたため、暮らしていた施設と距離があり、連絡があっても施設側がすぐに対応が出来ない場合もあるのです。
社会に出た若者たちが、抱える大きな悩みとして「金銭面の問題」があります。
私が施設職員をしていた際に、担当していたMくんは、18歳で就職となり、仕事も始めは順調に頑張っていたのですが、高卒で貯金もほとんどない状態での新生活だったので、生活費のやりくりがうまくいかずに、家賃、光熱費や携帯電話の利用料などの滞納が続いてしまい、滞納金額が膨らんだ状態で、Mくんから相談の連絡が施設に来て問題が発覚したことがありました。
施設とMくんとの話し合いでは、「怒られると思って誰にも言えなかった。言えないまま一人でどうしようもなくなったから、連絡することにしました」と理由を話してくれました。
児童養護施設にいる間の生活全般は支援することができるのですが、施設を出た後は、毎日様子を伺いに行くことは、職員さんの勤務状況を考えると、難しくなってしまうのです。
<税制優遇・税額控除について>
令和7年4月1日より内閣府公認の公益財団法人となり、同年8月13日に内閣府より税額控除に関する承認をいただけましたことをご報告いたします。
本証明に関する有効期間は以下の通りです。
令和7年8月13日から令和12年8月12日まで
税制優遇は、個人様・法人様ともに申請を行なっていただけます。
税制優遇・税額控除についての詳細は、こちら
<わたしたち現場職員からのお願い>
全国児童養護施設総合寄付サイトでは
高校を卒業して施設を出る子どもたちに生活費の支援を行っています。
一人ひとりの寄付が、子どもたちの未来や夢を叶える選択肢を増やしていきます。
そして児童養護施設への理解を深め、子どもたちの現状を多くの方々に知っていただくことです。
<個人の方からのご寄付はこちらの画像をクリックしてください>

<企業スポンサーとしてのご寄付はこちらの画像をクリックしてください>

オレンジの羽根募金
児童養護施設の子どもが安心できる社会づくりへ
「オレンジの羽根運動」は、児童養護施設の現場職員が発足した社会活動です。
入所中の子どもたち、卒園する子どもたちにとってより良い社会で生活するために児童養護施設を正しく知っていただき、
共に支える大人の輪をつくることが目的です。
そんな想いで、私たちはこの活動を行なっています。
多くのみなさまへ活動を周知されるご協力をよろしくおねがいします。
▶︎WEBページはこちら
【FM世田谷/放送中】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ

お笑いタレント“はなわ”と女優の“岩崎ひろみ” がお届けする『ON AIR もっち~ラジオ』♪” 子どもたちの“ワクワク♪”を、もっと大きく膨らまそう ”をテーマに、“はなわ”と“岩崎ひろみ”が、子育て経験も交えて面白おかしく元気にお届けします!
〈放送日時)毎週日曜日/11:00~11:15
〈パーソナリティ〉はなわ 岩崎ひろみ
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【公開中】Youtubeチャンネル

日本児童養護施設財団のYoutubeチャンネルにて、『もっち〜とあっき〜が行く施設長インタビュー』『応援メッセージ』『ON AIR もっち〜ラジオのアーカイブ』『寄付サイト』のPVが公開中です。チャンネル登録して頂けますと幸いです。
▶︎チャンネルはこちら

【無料掲載】卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは就職を希望する子どもたちの選択肢が広がるように願いを込めて運営している児童養護施設専門の求人サイトです。施設で暮らす若さ溢れる子どもたちを積極的に採用したい企業のみが求人掲載をしているので、これから施設を退所する高校生や一度施設を退所した卒園児が再就職を目指す場合に活用してください。求人情報にある企業の窓口にご連絡をしていただけますと、求人担当から案内を受けることができます。この事業は営利活動ではないため、掲載課金、採用課金、応募課金、オプション課金は一切しておりません。掲載したい企業も随時募集しております。
▶︎WEBページはこちら
【開館中】日本子ども未来展 オンライン美術館
日本子ども未来展は、児童養護施設の子どもたちの豊かな成長を願うと共に、子どもたちが描く絵画を通して日々の生活だけでなく、子どもたちがそれぞれ持つ「夢」や「希望」を自由に表現する事で自分たちの将来について考える「きっかけ」を持ってもらうことを目的に実施しております。是非ご入館してみてください。子どもたちの素敵な感性や表現力の高さを垣間見れるので手を差し伸べたくなると思います。
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【寄付】あしながサンタ
2019年8月に全国の児童養護施設(607施設)へ、クリスマスに関してのアンケート調査を実施しました。アンケート調査により、1施設あたりの子ども1人に対してのクリスマスプレゼント代の平均予算(約3000円)がわかりました。そこで分かったのが、どの施設も子どもたちが施設生活を送る上で、不自由がない生活を送らせるために、クリスマスの予算を、習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに、適切に振り分けられていることがわかりました。ここに私たちがサポートできることがあると考えました。
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