職員として7年間ほど勤めていて、
季節の変わり目で、特に気をつけなくてはいけないことがあります。
それは、ウイルス・菌です。
どの家庭もそうだと思いますが、子どもが学校から様々なウイルスや菌を持ち帰ります。
とくに多いのが、風邪ではないでしょうか。
風邪は、飛沫感染、空気感染、接触感染で感染します。
風邪を予防するには、うがい、マスク、手洗いが効果的ですが、
活発な子どもほど、
「手洗い、うがいしましたか~?」と尋ねると、
「うん!さっきしたよ!見てなかったの?」と言います。
(う~ん本当かな??)と思っていると、
その日の夜に、「ね~寒いよ!喉が痛いよ」とう風邪の症状が発症しました。
その子を寝かしつける前に、「本当のことを教えてね。手洗い、うがいはしましたか~?」と改めて尋ねると、
「ごめんなさい。していません」と、掠れた声で返ってきました。
施設の規模にもよりますが、私の施設は15人で暮らしており、
1人の子どもが風邪をひくと、すぐに他の子ども達にも感染していきます。
職員も、看病で付きっきりになるので、他の子を見る時間が少なくなります。
そうすると、不満げな子ども達から「なんで〇〇ちゃんだけずっと見てるの?私と遊んでよ!ずるい!」という声が飛び交います。
「ごめんね。風邪だからさ。早く治して元気になってもらいたいから付き添っているんだ」と伝えますが、伝わらないことの方が多い気がします。
そう、ここからが本当に気をつけなくてはなりません。
子どもの風邪のウイルス菌は強いので、大人への感染率が高まるのです。
先ほどもお伝えしましたが、飛沫感染、空気感染、接触感染で感染しますので、いくら手洗い、マスク、うがいをしていても感染してしまうことが多いのです。
私も、朝起きると熱が39度ほどあったことがありました。
この日は祝日で〇〇ちゃんと買い物に出かける約束をしていました。
〇〇ちゃんがとても楽しみにしていたので、約束を破る訳にはいきません。
また、◯◯ちゃんは、私としか買い物に出かけられません。
◯◯ちゃんとの約束は破れないので、栄養ドリンクを2本飲み、出勤しました。
また職員間でも、迂闊に具合が悪いと言えません。
理由は、長時間勤務の上に、さらに長時間勤務になってしまうからです。
ここで、児童養護施設の職員間の”あるあるネタ”です。
冬場になると、風邪をひいてなくてもマスク装着率が高いです。
きっとそれは、プロ根性が働いているからですね♪
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