児童養護施設の子どもたちの巣立ちと自立
児童養護施設を卒園した子どもたち生活
運営事務局です。
児童養護施設を卒園した子どもたちは、新生活を迎えてもうすぐ2ヶ月が経とうとしています。
しかし、進学・就職の生活をしている子どもたち全員が何事もなく過ごせているかというとそうではないのです。
本日は、児童養護施設を卒園した子のエピソードを一部紹介いたします。
初めての一人暮らしに向けての準備
私が担当していたA君は、就職の道に進みました。念願の一人暮らしを楽しみにしていたA君は、施設の卒園に向けて、施設職員とお金の使い方について何度も話し合いを行いました。お給料から毎月どのくらい自由に使えるお金があるのか、毎月の固定費(家賃・光熱費・食費・通信費など)も計算をして伝えていました。しかし、A君は新生活の準備にお金を充ててしまったため、貯金もほとんど残っていませんでした。そのため、新生活を迎えるにあたって、やりくりに気をつけてほしいことを伝えていました。
施設を出てしばらくすると、A君がお金に困っていることを聞きました。話を聞きにいくと、A君はお給料をほとんど趣味や娯楽に使ってしまい、ほとんど残っておらず、家賃なども滞納をしている状態でした。児童養護施設の子どもたちは、お金に困っても、必ずしも親に頼って出してもらえるわけではありません。自分で生計を立てていくしかないのです。
一人暮らしをする中でわからないことだらけの子どもたち
私が勤めていた施設では、卒園に向けて準備を進めていきます。
4月から一人暮らしを始め、最初は何事もなく生活を送れていても、つまづいてしまうことがあるのです。
子どもたちが困ってしまう問題として
・生活費のやりくり
・ゴミ出しのマナーやゴミ出しの仕方
・ご近所付き合い・騒音トラブル
・防犯問題
・健康管理
・冠婚葬祭のマナー
などが多く挙げられます。
体調を崩してしまったり、仕事に行きたくなくなって無断欠勤が増え、早期に退職してしまう子もいます。
そうなると、夜の仕事に就いたり、消費者金融から借金をしてしまう子もいるのです。
子どもたちの支援について
現場の職員で卒園生全ての生活をサポートしていくことには限りがあります。つまづいてしまうことは悪いことではありません。子どもたちのことを支える周りの大人の存在と金銭面での支援が必要なのです。
<わたしたち現場職員からのお願い>
全国児童養護施設総合寄付サイトでは
高校を卒業と共に施設を出る子どもたちに生活費の支援をしています。
子どもたちを支えるためには皆様からの支援が必要です。
<個人の方からのご寄付はこちらの画像をクリックしてください>
<企業スポンサーとしてのご寄付はこちらの画像をクリックしてください>
オレンジの羽根募金
児童養護施設の子どもが安心できる社会づくりへ
「オレンジの羽根運動」は、児童養護施設の現場職員が発足した社会活動です。
入所中の子どもたち、卒園する子どもたちにとってより良い社会で生活するために児童養護施設を正しく知っていただき、
共に支える大人の輪をつくることが目的です。
そんな想いで、私たちはこの活動を行なっています。
多くのみなさまへ活動を周知されるご協力をよろしくおねがいします。
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【FM世田谷/放送中】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレント“はなわ”と女優の“岩崎ひろみ” がお届けする『ON AIR もっち~ラジオ』♪” 子どもたちの“ワクワク♪”を、もっと大きく膨らまそう ”をテーマに、“はなわ”と“岩崎ひろみ”が、子育て経験も交えて面白おかしく元気にお届けします!
〈放送日時)毎週日曜日/11:00~11:15
〈パーソナリティ〉はなわ 岩崎ひろみ
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【公開中】Youtubeチャンネル
日本児童養護施設財団のYoutubeチャンネルにて、『もっち〜とあっき〜が行く施設長インタビュー』『応援メッセージ』『ON AIR もっち〜ラジオのアーカイブ』『寄付サイト』のPVが公開中です。チャンネル登録して頂けますと幸いです。
▶︎チャンネルはこちら
【無料掲載】卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは就職を希望する子どもたちの選択肢が広がるように願いを込めて運営している児童養護施設専門の求人サイトです。施設で暮らす若さ溢れる子どもたちを積極的に採用したい企業のみが求人掲載をしているので、これから施設を退所する高校生や一度施設を退所した卒園児が再就職を目指す場合に活用してください。求人情報にある企業の窓口にご連絡をしていただけますと、求人担当から案内を受けることができます。この事業は営利活動ではないため、掲載課金、採用課金、応募課金、オプション課金は一切しておりません。掲載したい企業も随時募集しております。
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【開館中】日本子ども未来展 オンライン美術館
日本子ども未来展は、児童養護施設の子どもたちの豊かな成長を願うと共に、子どもたちが描く絵画を通して日々の生活だけでなく、子どもたちがそれぞれ持つ「夢」や「希望」を自由に表現する事で自分たちの将来について考える「きっかけ」を持ってもらうことを目的に実施しております。是非ご入館してみてください。子どもたちの素敵な感性や表現力の高さを垣間見れるので手を差し伸べたくなると思います。
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【寄付】あしながサンタ
2019年8月に全国の児童養護施設(607施設)へ、クリスマスに関してのアンケート調査を実施しました。アンケート調査により、1施設あたりの子ども1人に対してのクリスマスプレゼント代の平均予算(約3000円)がわかりました。そこで分かったのが、どの施設も子どもたちが施設生活を送る上で、不自由がない生活を送らせるために、クリスマスの予算を、習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに、適切に振り分けられていることがわかりました。ここに私たちがサポートできることがあると考えました。
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地域のスポンサーを必要としております。