児童養護施設を退所後のアフターケアの形について
児童養護施設を退所した後の子どもたちの生活
運営事務局です。
早いのもので、5月下旬になりました。子どもたちは新しい環境での生活が3ヶ月目を迎えようとしています。進学や就職による新しい生活環境に慣れて、余裕も出てきている子も多いと思いますが、その反面、つまづいて悩んでいる子もいます。
本日は、児童養護施設を卒園した子どもたちに対してアフターケア(支援活動)を行っている団体の方の紹介がテレビ放映されていました。その動画内では、悩みを抱える子どもたちの声や、子どもたちがどのようなことに悩んでいるのかがわかります。ぜひ、ブログと合わせてご覧ください。
「児童養護施設を退所した後の子どもたちの支援について」
琉球放送の番組内で児童養護施設を卒園した後の子どもたちに支援活動をしている団体「にじのしずくさん」を紹介する放送がありました。<琉球放送:2022年11月7日放送>
子どもたちが抱える悩みと思い
動画内であったように、「児童養護施設を退所後(自立後)に不安なことは?」のアンケートの回答が次の結果が出ています。
・生活費・学費 33.3%
・仕事 12.8%
・将来 12.8%
・人間関係 23.1%
・家族・親戚 7.7%
・その他 10.3%
上記を見ると、一番の不安が「生活費・学費」です。
一人暮らしを始めた当初はうまくやれていても、つまづいてしまった時に立て直すのに時間がかかってしまうことがあります。その理由の一つは、頼れる大人がそばにいなかったり、たとえそばにいても悩みや気持ちを打ち明けづらいことです。卒園した施設の職員に対しても「迷惑かけちゃうのではないか」という思いから、話しづらくなり、話せた時には事態が大きくなってしまっていることがあります。
・仕事を辞めてしまって、収入が途絶えてしまった。
・体調を崩してしまい、入院・治療費が必要になった。
・妊娠・出産をした。
などで悩む子どもたちの姿もあります。
自立=誰かに相談する力を持つこと
このような児童養護施設を卒園した子どもたちに対してのアフターケア(支援活動)をしている団体が十分にあるのかというとそうではありません。「支援をしてくれる団体が住んでいる地域のところにない。」「支援してくれる団体のことを知らない。」ということもあります。
児童養護施設の職員で卒園生の退所後の生活の全てをサポートしていくことには限りがあります。つまづいてしまうことは悪いことではありません。子どもたちのことを支える周りの大人の存在と子どもたちが一番抱える悩み・問題にある「金銭面」での支援が必要なのです。
<わたしたち現場職員からのお願い>
全国児童養護施設総合寄付サイトでは
高校を卒業と共に施設を出る子どもたちに生活費の支援をしています。
子どもたちを支えるためには皆様からの支援が必要です。
<個人の方からのご寄付はこちらの画像をクリックしてください>
<企業スポンサーとしてのご寄付はこちらの画像をクリックしてください>
オレンジの羽根募金
児童養護施設の子どもが安心できる社会づくりへ
「オレンジの羽根運動」は、児童養護施設の現場職員が発足した社会活動です。
入所中の子どもたち、卒園する子どもたちにとってより良い社会で生活するために児童養護施設を正しく知っていただき、
共に支える大人の輪をつくることが目的です。
そんな想いで、私たちはこの活動を行なっています。
多くのみなさまへ活動を周知されるご協力をよろしくおねがいします。
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【FM世田谷/放送中】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレント“はなわ”と女優の“岩崎ひろみ” がお届けする『ON AIR もっち~ラジオ』♪” 子どもたちの“ワクワク♪”を、もっと大きく膨らまそう ”をテーマに、“はなわ”と“岩崎ひろみ”が、子育て経験も交えて面白おかしく元気にお届けします!
〈放送日時)毎週日曜日/11:00~11:15
〈パーソナリティ〉はなわ 岩崎ひろみ
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【公開中】Youtubeチャンネル
日本児童養護施設財団のYoutubeチャンネルにて、『もっち〜とあっき〜が行く施設長インタビュー』『応援メッセージ』『ON AIR もっち〜ラジオのアーカイブ』『寄付サイト』のPVが公開中です。チャンネル登録して頂けますと幸いです。
▶︎チャンネルはこちら
【無料掲載】卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは就職を希望する子どもたちの選択肢が広がるように願いを込めて運営している児童養護施設専門の求人サイトです。施設で暮らす若さ溢れる子どもたちを積極的に採用したい企業のみが求人掲載をしているので、これから施設を退所する高校生や一度施設を退所した卒園児が再就職を目指す場合に活用してください。求人情報にある企業の窓口にご連絡をしていただけますと、求人担当から案内を受けることができます。この事業は営利活動ではないため、掲載課金、採用課金、応募課金、オプション課金は一切しておりません。掲載したい企業も随時募集しております。
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【開館中】日本子ども未来展 オンライン美術館
日本子ども未来展は、児童養護施設の子どもたちの豊かな成長を願うと共に、子どもたちが描く絵画を通して日々の生活だけでなく、子どもたちがそれぞれ持つ「夢」や「希望」を自由に表現する事で自分たちの将来について考える「きっかけ」を持ってもらうことを目的に実施しております。是非ご入館してみてください。子どもたちの素敵な感性や表現力の高さを垣間見れるので手を差し伸べたくなると思います。
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【寄付】あしながサンタ
2019年8月に全国の児童養護施設(607施設)へ、クリスマスに関してのアンケート調査を実施しました。アンケート調査により、1施設あたりの子ども1人に対してのクリスマスプレゼント代の平均予算(約3000円)がわかりました。そこで分かったのが、どの施設も子どもたちが施設生活を送る上で、不自由がない生活を送らせるために、クリスマスの予算を、習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに、適切に振り分けられていることがわかりました。ここに私たちがサポートできることがあると考えました。
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地域のスポンサーを必要としております。